2015.10.05 Monday
ナナオ
1996年の6月頃にわが家にやってきたナナオ
9月24日、僕とカミさんが見守る中、19歳半で天寿を全うした
ここ2年くらいは認知症のような行動をとっていて、夜中に大声で鳴いたりしていたので
僕らは慢性的な寝不足だった
外見も、背中が山なりに丸くなってきて痩せてきてはいたが、食欲は旺盛。相当なお爺さん
なので食べた後にも「ごはんまだ?」という態度だった。ぼけていたんだ
*
*
22日夜。仕事から帰ると、カミさんがただ事ではない様子でナナオがおかしいと言ってきた
お風呂場の浴槽に横になったまま出てこないと
様子を見に行くといつもよりも反応が鈍い。自分で入っているので、そこが一番快適
なのだろうと、暫くそのままにした
夜中に動き回る気配がしたので徘徊していたのだろう
23日。帰ると同じように浴槽の中。前日よりは弱っているようで
その時がちかいことを覚悟した。カミさんも同じ気持ちのようだった
24、25日と連休を取っていたので、予定を取りやめてナナオと一緒にいることにした
もう浴槽に入りこむ力が無くて、洗い場で横になっていたナナオを
自分の布団に移動させた。横になって、時々起き上がるがまた横になることを
繰り返している。もう歩き回ることはできないようだ
時々指につけた水を口元に持っていくが、舐めようともしないので太ももの間に
はさんで数回口に入れた。食事はもう摂らない
添い寝して写真を撮った。Tacosのところのピストルを思い出した
夕方に呼吸が浅くなり、呼吸音が聞こえるようになってきていた
カミさんが仕事から戻り、一緒に晩酌。食事を終えてのんびりしていたら
視界の端でナナオが動いているのが見えた
ナナオのところに行き、もういよいよだと思いカミさんを呼んだ
2人でナナオに触れて体に手を置いた。ほどなくして呼吸が止まり
心臓の鼓動も無くなった
気が付いて時計を見ると、22時20分。ナナオは逝ってしまった
思いついて体重計に乗せると、2.2Kg。1か月前に量った時には2.8Kgだった
食欲はあるのに最高体重は4Kgくらいだったんだ
川の字になってその夜を過ごした
カミさんは翌日仕事だったので、赤羽にある動物霊園には僕が連れて行くことにした
9月24日、僕とカミさんが見守る中、19歳半で天寿を全うした
ここ2年くらいは認知症のような行動をとっていて、夜中に大声で鳴いたりしていたので
僕らは慢性的な寝不足だった
外見も、背中が山なりに丸くなってきて痩せてきてはいたが、食欲は旺盛。相当なお爺さん
なので食べた後にも「ごはんまだ?」という態度だった。ぼけていたんだ
*
*
22日夜。仕事から帰ると、カミさんがただ事ではない様子でナナオがおかしいと言ってきた
お風呂場の浴槽に横になったまま出てこないと
様子を見に行くといつもよりも反応が鈍い。自分で入っているので、そこが一番快適
なのだろうと、暫くそのままにした
夜中に動き回る気配がしたので徘徊していたのだろう
23日。帰ると同じように浴槽の中。前日よりは弱っているようで
その時がちかいことを覚悟した。カミさんも同じ気持ちのようだった
24、25日と連休を取っていたので、予定を取りやめてナナオと一緒にいることにした
もう浴槽に入りこむ力が無くて、洗い場で横になっていたナナオを
自分の布団に移動させた。横になって、時々起き上がるがまた横になることを
繰り返している。もう歩き回ることはできないようだ
時々指につけた水を口元に持っていくが、舐めようともしないので太ももの間に
はさんで数回口に入れた。食事はもう摂らない
添い寝して写真を撮った。Tacosのところのピストルを思い出した
夕方に呼吸が浅くなり、呼吸音が聞こえるようになってきていた
カミさんが仕事から戻り、一緒に晩酌。食事を終えてのんびりしていたら
視界の端でナナオが動いているのが見えた
ナナオのところに行き、もういよいよだと思いカミさんを呼んだ
2人でナナオに触れて体に手を置いた。ほどなくして呼吸が止まり
心臓の鼓動も無くなった
気が付いて時計を見ると、22時20分。ナナオは逝ってしまった
思いついて体重計に乗せると、2.2Kg。1か月前に量った時には2.8Kgだった
食欲はあるのに最高体重は4Kgくらいだったんだ
川の字になってその夜を過ごした
カミさんは翌日仕事だったので、赤羽にある動物霊園には僕が連れて行くことにした
25日。雨なので電車にて。自転車なら7キロ少しの距離だが、ナナオの遺体を抱いて行きたかった
赤羽駅から歩いた。ナナオはメッセンジャーバッグにすっぽりと入った。軽くなっているのに
歩いているうちに重くなってきた
適当なミラーやウインドーがあればナナオとのツーショットを撮りたかったのだがなかなか
見つからず、霊園も近いので、停まっていた車の窓を利用
目的地近くには渋い自転車屋さんもあったなあ
ナナオをお骨にしてもらう申し込み。箱に入れて納骨堂に移動。小さな数珠をいただいた
のでナナオの両手にかけた
線香を上げて手続きは終わり
お清めに昼酒でも、と思い iPhone に案内を請うが、行ってみるとあまりにも明るい
雰囲気。楽しそうに飲んでいる人々でいっぱいだった
ここでは飲めないと思い、地元のジャズ喫茶Poorhouseへ
ナナオの分もグラスを出してもらいお清め
お腹も空いたのでカレーを食べた
元気がないナナオの写真で終わりたくないので、若い頃の写真を
これは2002年頃
2012年頃
これは今年8月の中旬。Flickerに載せたらコメントが入ったんだ。痩せてはいるけど
目に力があって、この頃は、あと2,3年は生きてくれると思っていた
9月26日。ナナオの訃報を知った友人夫婦からお花が届いて驚いた。感謝しかない
9月30日。カミさんが休みだったのでお骨になったナナオを迎えに行き連れて帰ってくれた
昔、冗談で「猫はかすがい」と言っていたが、ナナオは本当にかすがいだった
カミさんとケンカしてもナナオのおかげで長引かず
疲れていても、ナナオが腹の上に登ってきてゴロゴロ音を立てるとリラックス出来て
眠ることが出来た
いなくなって10日が過ぎても彼の定位置に目がいってしまう。帰宅すると声がするのを
待っていたりする。正直寂しい
先日、久しぶりに窓を全開にした。ナナオが生きている頃には出来なかったことが
新鮮に思える日々が始まる
ナナオ、また会おう