サイクルショーへ

 お昼過ぎまでかかり、月末の事務仕事を片付けた。翌日に回せるものは回しちゃって、東京ビッグサイトを目指す。
 前回の日記にも書いたが、一応日本で最大のサイクルショーが今日から三日間開催される。僕の興味の対象になりそうな展示はあまり期待出来ないので、午後に数時間で十分だろうと思ったからこんな時間。

 15時半過ぎに会場に到着。先に会場入りしていたクロダさんと待ち合わせして見始める。やはり、ググっとくるものはなかった。それでも、1年に1度、この日にしか会えない人もいる。さながら同窓会のような感じ。面白くなくなってきている展示会だが、これを楽しみにして毎年顔を出している。

 17時半まで会場にいて、クロダさんと近くの飲み屋に入る。生ビールを飲みながら、いろいろなことを話す。彼とは2日後に迫った草レースでペアを組んで走る。待ち合わせ場所や時間などを軽く打ち合わせして20時頃に解散した。天気も良さそうだし、9月のレースの時みたいに凍えることもないだろう。楽しみだ。


懐かしかった
Tuck & Patti / Woodstock

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展示会に行ってきた

 お昼前に池袋の銀行で用事を済ませてサンシャインにある展示会場へ。

 そこでは、以前お世話になっていたディストリビューターと数社での2004年モデルの展示会が行われていた。
 数年前までは、この会社も東京ビッグサイトでの国際自転車展に出展していたのだが、出展料がベラボウに高いなどの問題で独自の展示会を開くところが多くなってきた。
 僕などは、趣味のバイクなので行きたいものだけ見にいけば済むのだが、ショップの方々にとっては9月からの展示会の連続は疲れてしまったり(ショップの定休日に合わせて開かれることが多いので休めない)、地方の方には交通費だけでも大変な負担になってしまうのだろう。
 いろいろ問題はあるのだろうけど、ビッグサイトでの1回で、全部の展示が見られるようにしたほうが、地方のショップの方々には都合がいいに違いない。

 前書きが長くなってしまったが、会場に行って受付で登録を済ます。受付にいたのはその会社の重役であるミヤイリさん。酒好き、オーディオマニアなので、なんちゃってマニアの僕とも共通の話題がある。早速、最近導入したスピーカーセッティングの苦労話などを楽しそうに話してくれた。

 営業部長のキタちゃんにステッカーを渡す。毎年僕がデザインするキタちゃんキャラクターのステッカーなのだが、去年は忙しくてモデルチェンジなしだった。販売促進に利用してもらい、こちらの宣伝もしてもらう。持ちつ持たれつの関係。
 04モデルのデザインを見たキタちゃん、爆笑していた。受けが良くてほっとする。さっそく販売店の方々に配りはじめていた。

 展示会の目当ては、MANITOUというメーカーのサスペンションフォーク。04では内部機構を大幅に変えたモデルをリリースする。
 サスペンションフォークというのは、地面からの衝撃が前輪からハンドルに伝わるのを和らげるもので、オフロードの下りではスピードがアップしたり、疲労を軽減してくれたりする重要なパーツだ。しかし、登り坂ではフワフワと動いてしまうために、力が逃げてしまうというデメリットもあった。それに対して、今までのモデルはワンタッチで動かなくする機構を付けて、登りの時には動かないように「ロックアウト」することでお茶を濁してきた感がある。
 新機構は、サスペンション機構の性能のみで、スムーズな動きと不用意に動かない機能を両立させているという。
 展示品を見て、押してみてもその性能はわからないのだけど、試乗車が出来たら実際にオフロードで乗ってみたい。

 バイクの方は、僕がかつて乗っていた“ROCKY MOUNTAIN”と“SANTA CRUZ”が良かった。
 ロッキーマウンテンは去年よりもモデルが細分化されていて、どんな乗り方にも対応できるようになっていた。堅実な造りで定評があるカナダのブランドだ。新しいモデルと昔からの定番モデルのどちらも魅力的だ。
 サンタクルズもカナダのブランド。スケートボードやスノーボードでも有名なブランドのMTB部門。10年近く前に日本に入ってきた最初のモデルに乗ってから好きなメーカーだ。新しいモデルは欲しいと思わせるすばらしい造り。古いモデルも、サスペンション構造の進化によりリファインされていて、シンプルでいて高性能。どちらも格好いい。
 来年は、試乗車を借りてダウンヒルに行こうと思う。

 展示会場で、近所にあるプロショップのコバヤシさんと会う。マスターのバイクの面倒を見てもらっているところだ。
 例の事故の補償に付いて最新の話を聞いた。前日の話し合いで再度検討してもらい、満額とはほど遠い20万円落ちながら、フレームを作って何とか再生できる金額の提示があったとのこと。マスターにも伝えていて、不満はあるがこれで手を打つことになりそうとのこと。5日後にせまった草レースを前に決まって良かった。レースに集中できることだろう。

 帰宅してメールチェックをしたら、マスターからのメール。不満はあるが、何とかバイクを組めそうなので受けることにしたとのこと。完全な被害者なのに妥協しなければいけないということに釈然としない気がするが、なんとか解決して良かった。


まずは10歩くらい前進
The Blue Nile / Stay

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頭にきた話

 仕事を終えて、“そるとぴーなつ”へ。前夜、聞き忘れた保険会社との交渉について聞いた。

 最初のマスターの話から、慇懃無礼な保険会社だなあと思っていたが、話を聞いて、担当者を殴りたくなってくるくらい頭に来た。

 マスターのバイクは5年くらい前に購入した、アメリカンブランドのチタン製高級フレームだ。数年前に、ディストリビューターが取り扱いを辞めてしまい、そのメーカーのフレームを手に入れるのは難しくなった。
 同等の物を手に入れるとすると、そこにいたデザイナーがチーフウェルダー(ナンバーワンの溶接工)を連れて設立したブランドの物をオーダーするしかないのだが、プロショップの見積もりに対して保険会社が出した見積もりは、必要な額の四分の一という金額だったらしい。

 使えるパーツはなるべく使って、フレームと傷が付いたパーツ類を事故に遭う前のマッサラな状態にもどすための最低限の金額で出した見積もり。
 それを、減価償却や損害賠償法だのを盾にして、最初から低い金額の見積もりを出してきた。払いたくないのがありありとわかる。
 だいたい、加害者側の立場でクレーム処理をしなければいけないのに対応が遅かったり、傷が付いた物の写真を送れとか被害者に指示をする感覚はなんなのだ!おまえらは加害者なんだよ、と言いたい。

 ぶつけられて、同程度の物も手に入らないなんて事になったら、あとは加害者に差額を払って貰うだけの話だ。ろくでもない保険会社と契約したのは本人達。バイクを元に戻す約束をしたのだったら保険でまかなえない分は加害者本人に払って貰う。
 僕は当事者ではないので、そういう風に割り切って考えるのだが本人にとっては毎日がイライラの連続らしい。毎日の行き帰りに借りたバイクに乗って走れば、そういう心境にもなるのだろうな。

 ジンリッキー一杯で帰ったので詳しい話は聞けなかったが、面倒な事になったなあと思う。でも、当てられて、グレードの低いバイクに乗らざるをえないという「当てられ損」にだけはなって欲しくない。
 こんなバカな前例なんかができてしまったら、バイク乗りは安心して走れないことになる。


怒りを込めて
Elvis Costello / Tokyo Storm Warning

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とんだ!

 休みだったが、前日持ち帰った仕事に手を付けはじめたらハマってしまった。スキャニングしたロゴタイプをトレースする。仕事場ではなかなか集中出来ないので自宅で作業するのだ。早く終わらせて“Poor House”でコーヒーを飲みたい。いや、ビールでおつまみか。

 朝と昼の食事も忘れて没頭。2件持ち帰ったうち面倒な方を先に片付けて、2つ目も終了。完璧にレイアウトした。あとは保存すれば一息つける。
 キーボードでセーブするコマンドを打ち込んだ瞬間にアプリケーションが終了してしまった。あわてて再起動、データを確認したが、途中の状態のままだった。この30分間が無駄になった瞬間。データが飛んでしまった。

 やる気がなくなったので食事をすることにした。台所を物色してみたが、気分に合うものがなかったのでパスタを茹でることにした。使っている途中の袋があり、少し多いかなとも思ったが全部を鍋に投入した。

 大きめの鉢を出して、醤油、マヨネーズ、バター、削り節を用意した。学生時代によく作っていた「シイナマコト風スパゲッティ」だ。

 茹であがった麺を素早くざるに空け、鉢に移す。すかさずバターを落として麺に馴染ませる。そしてマヨネーズを多めに入れて和えた後に醤油をかけ回して味をととのえる。最後に削り節を、麺が見えなくなる位載せて完成だ。スピードが命のジャンクフード的な料理。冷めないうちにビールとともにいただいた。満腹。

 食べ終わった時は16時半過ぎ。眠くなったので布団に入り、本を広げた。ほとんど読まないうちに限界が来て眠る。満腹な上ビールの酔いもあって、かなり気持ちがいい。

 夜になって、前日に忘れてしまったヘルメットを取りに“そるとぴーなつ”へ。酒屋でその日のビールを買って帰った。あればあるだけ飲んでしまうので、ビールはその都度買うようにしているのだ。

 晩酌をしながら、「ああ、今日はマスターのバイクの保険金額が出ているんだったなあ」と気付いた。どうなったのだろうか。

 晩ご飯を済ませてから、昼間の続きのトレース作業をする。ようやく完成。仕事場に送信して終了。



なんとかつじつまが合った一日
Bryan Ferry & Roxy Music / Oh Yeah

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交通事故その後

 仕事を終えて、“そるとぴーなつ”へ。マスターが普通に歩き回っていてほっとした。

 カウンターには、今日のレースでマスターを迎え撃つ予定だった、イマイズミさんと自転車専門誌の編集員マツモトさんがいた。イマイズミさんは、ライバルが出なくなったので、目標を失ってレース出場をパスしたらしい。
 いろんなところに影響が出たものだ。いつもだったらマスターのレース話でカウンターは盛り上がっていたはずなのだ。

 マスターに事故の話を聞いた。夕方に、いつものように環七を走っていて青信号の横断歩道を渡っている時に、右折している車に後輪の左側から当てられたらしい。
 夜間走行なので、もちろんライトは点けていたし、バイクの後ろには赤い点滅灯も点けていた。ヘルメットの後ろ側には僕が以前プレゼントしたLEDのライトも付けていて赤く点滅していた。
 運転していたのは60代の女性だったらしいが、マスターの姿が見えなかったと言ったらしい。後ろから当てられるのはどんなに気を付けても避けられない。恐いことだ。こんな人は運転をやめるべきだ。

 今後の保証は、週明けに加害者が加入している保険会社からの連絡を待ってからということだ。事故の日に駆け付けたショップのコバヤシさんによると、バイクのフレームが曲がってしまい、修復は出来ないらしい。芯が歪んでしまっているのだ。まっすぐ走ることも難しくなる。
 5年間かけて体になじんだ自転車が壊れてしまい、マスターはショックを受けていた。レースにも通勤にも、365日触らない日がない位乗って、体の一部と言っていいくらい馴染んでいた大事なマシンなのだ。同じものはもう手に入らない。

 この事故を一日も早く決着させて、自分の自転車を手に入れて、また馴染ませて、壊れたバイクなみに乗りこなせるようになってほしい。心からそう思う。


祈る気持ちで
Ann Sally / レインボー・シー・ライン

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怒鳴りつけた

 前日からロードレーサーで通勤を始めた。タイヤの張り替えをしたのと、衰えてしまった脚力を少しでも戻したいというのが目的。

 ロードレーサーはタイヤが細く、路面の抵抗が少ないので楽をしようとすると楽に走ることが出来るのだが、車道を車の流れに合わせて走ろうとするとかなり疲れる。
 変速のギア比もMTBに比べて大きいので、乗り続けると、回転力とトルクが鍛えられそうだ。しばらく乗り続けるつもりだ。

 夕方、池袋のお店に物を届ける用事が出来たので、18時過ぎに渋谷を出た。メッセンジャー的な動き。

 代々木公園を通り、原宿駅前を抜けて、「千駄ヶ谷小学校前」交差点で明治通りに入るというルートだ。すでに渋滞が始まり車はのろのろと進んでいる。

 原宿駅の竹下口を過ぎて登り始めた時に、前方から自転車が逆走してきた。ライトは点けていたが、狭い車道の端っこを逆走されると正面でぶつかることになるし危ない。
 しかも、驚くことに、逆走してきたのがオマワリさんだった!そういう変なことは、馬鹿がやるものだと思っていたので驚いて頭に来てしまい、「逆走すんな!テメエ!」と怒鳴ってしまった。
 前を同じ方向に走っていた人がビクっとしてしまい、悪いなあとは思ったが、バカなオマワリに何か言わずにはおれなかったのだ。

 明治通りに入り、新宿に近付く。高島屋の手前から車は止まっている状態。その脇をスルスルと抜けていく。こういった場面ではチャリンコ、中でもロードレーサーが最速だ。
 オートバイなどがいて、すり抜け出来ないところは歩道に入り、再び車道を進む。気分がいい。

 池袋に近くなり、目白通りを過ぎて旧目白通りをくぐるまでは長い上り坂だ。ここはかなり辛い。ラクラクとはいわないけど、スピードを上げて登れるようにしたいと思う。

 池袋近くは祭があるのか、あちらこちらで車道に山車が入り、交通規制がされていた。車はノロノロ、僕はビュービュー。渋谷から、約25分で到着。
 用事を済ませて店内をブラビラ、顔見知りと話をしたりしてゆっくりと家に向かった。

 シャワーを浴びて、ビールを飲み始めたころに“そるとぴーなつ”のマスターから電話。
 出勤途中に交通事故に遭い自転車が壊れてしまったという話だ。びっくりしたが、体は打ち身程度だったと聞いてほっとした。お店は9時半頃にいつもより遅れて開けたらしい。
 翌日の草レースに出られなくなったので、現地で合う予定だったライバルのイマイズミさんが心配しないように連絡をしたいということで、電話番号を聞いてきたのだ。
 自分が気をつけても、後ろからぶつけられると防ぎようがない。大怪我をしなくて良かった。


不謹慎だけど次はこれ
James / seven

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タイヤを貼り替えた

 後輪のタイヤがペタンコになったまま放置していたロードレーサーのタイヤを交換した。

 一般的なタイヤは専門用語で「WOタイヤ」と呼ばれている。WOというのはワイヤード・オンの略で、タイヤの端っこの少し太くなっている部分(ここに入っているのは金属のワイヤー)を「リム」と呼ばれる車輪にはめ込んで装着するというものだ。ママチャリやMTBなど、普通のチャリンコはこれ。

 ロードレーサーも、最近は高性能なタイヤが出てきているのでWOタイヤが主流になってきたのだが、僕が乗り始めた15年くらい前は「チューブラータイヤ」と呼ばれるタイヤが主流だった。チューブラーはタイヤの両端を縫い合わせて筒状にしたタイヤだ。もちろん中にはチューブが入っている。
 筒状なので、専用のリムに「リムセメント」という接着剤で貼り付ける。接着剤と空気圧でリムに固定されているわけだ。
 一般のタイヤが空気圧3〜4キロ圧なのに対して、7〜8キロ圧もの空気を入れるため筒状にする必要があったのだろうと想像する。

 チューブラータイヤの幅は20ミリ前後。高い空気圧のため、接地面積は一口餃子の底くらい。ロードレーサーは餃子2個分の面積しか路面に接触していないことになる。そのため、転がり抵抗が少なくなり、走りも軽くなる。

 さて、僕のレーサーだが、10年近く前に飛鳥山近くの柳澤さんにオーダーして作っていただいたものだ。細身のスチールチューブで組んでいただき、黒く塗装したカッコイイやつ。
 最近は太めのタイヤで(とはいってもレーサーのタイヤなので限度がある)、空気圧を下げたソフトな乗り味を好むようになった。

 そこでカワムラさんという、自転車のフランスパーツを輸入している会社の若社長にお願いしてデッドストックのタイヤを出してもらったのだが、古いものだから、空気を入れるバルブの根元が弱くて4本使ったうち3本が使えなくなった。「WOLBER」という今はないブランドのタイヤで、乗り心地はすばらしかったので残念だ。ゴム製品は新しいほうが安心できるということか。


 車輪を外して部屋に持ち込んで、コステロを聴きながらタイヤ貼りをする。

 まずは、リムのタイヤが付く面にリムセメントを塗り付ける。そして、タイヤのリムに触れる面にもセメントを薄く塗る。
 少し乾かして、タイヤのバルブをリムのバルブ穴に差し込む。この時注意しなければならないのがタイヤの向き。タイヤの片面にはブランド名とモデル名が印刷している。このマークが車輪の右サイドに来るようにする。
 逆に付けても性能に変わりはないのだが、自転車は右サイドに変速機やらクランクやチェーンリングなどが集まり、写真なども右から撮るようになっているのと関係があるのだろう。
 ちなみにクランクの角度は、サドルが付くシートポストがささっているパイプ(シートチューブという)と一直線になるように、つまり右から見ると、時計の短針5時半くらいの角度がスタンダードなのだ。ややこしいけど。

 話が激しく脱線してしまったが、リムのバルブ穴を上にして、バルブを刺したタイヤの両サイドをしっかり持って下方向に延ばしながらリムにはめ込んでいく。
 下の方まで行ったら車輪を逆さにして、はまっていないタイヤを持ち上げながら完全にはめ込む。結構な力仕事だ。

 タイヤをはめ込んだからといって、そのままでリムの中心に収まるわけがないので、タイヤが車輪の左右に均等に出るようにずらして調整していく。この時点でセメントは固まっていないので修正が効くのだ。
 そして空気を入れて、車輪を回してみてタイヤのセンターが出ているのかをチェックする。ずれていればこの時に微調整をする。

 という作業を2本分済ませてひと休みする。セメントが固まってくるまで数時間はガンガン乗れないのだ。固まらないうちに普通に乗ってブレーキを繰り返しかけていると、タイヤが前後方向にずれてきてバルブを傷めてしまう。
 チューブラータイヤはこのように面倒で、交換してすぐに性能を発揮出来ないのが弱いところだ。交換して即ガンガン走ることが出来るWOタイヤが主流になってきたのもそういった要素があるのだろうと思う。

 チューブラータイヤでパンクした場合はどうするか。普段走る時は、古いけどパンクしていないタイヤを畳んでサドルの下に縛り付けている。
 パンクしたら、タイヤを剥がしてその古タイヤを装着して、フレームポンプ(フレームに取り付けている棒状の空気入れ)で空気を入れておしまい。
 リムと古タイヤにはセメントが残っているので空気を入れるだけで走りはじめられる。そのかわり、しっかりと接着されていないので思い切り走ることはできないのだけど。


 夕方、新しいタイヤが付いたレーサーに乗って“Poor house”にいった。新しいタイヤは滑らかに回って気持ちが良かった。
 明日は久々にロードレーサーで通勤する予定。楽しみだ。


準備は万端
Fairground Attraction / Perfect

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ジャズ喫茶とライカ

 休み。午前中はのんびりしてフクモトさんにあげる鈴鹿のフリー走行の映像を録画。前日のフリー走行、予選と翌日の決勝の映像を180分テープに3倍モードで録画する。8時間くらいで収まる計算だ。目当てのドライバーがやってこないなら、せめて、地上波で放送されない映像を見てもらって夏のイベントの思い出を反芻させてあげたいと思う。


 夕方近くにいつものジャズ喫茶“Poor House”へ。久し振りに顔を出してコーヒーを飲みながら漫画を読む。カウンター席にすわってのノンビリタイムだ。

 ここのアルバイトの子がコステロ好きなのを思い出して、家にCDを取りに戻る。今回は、オーケストラやジャズのプレイヤーと一緒に作ったアルバムなので、ここでかけても違和感はないはずだ。喜んでもらえた。

 店内にはその時、常連が3、4人いたのだが、そこに僕の大学の先輩で、超常連のワタナベさんが加わった。彼は近くに住む写真家で、最近文庫版のコラムを出版したばかりだ。
 「旅するカメラ」というその本は、彼がホームページで書いていたコラムにモノクロの写真が加わったもの。読んでいると、写真を撮りたくなってくる。そういう本だ。写真に興味がある人には楽しめると思う。

 ワタナベさんが加わったテーブルにいた、これも常連の女の子がすぐに取り出したのはカメラ。ライカのIIIc。かなり昔のモデルで使いやすいとはいいがたいが、写真はきちんと撮れる。マニアには人気のモデルだ。
 ワタナベさんに見せていたが、店内の知り合いが見にいったり、ファインダーを覗いたりしていた。僕も中古カメラは好きだが、ライカは高価なのと、手を出すとヤバイ(ハマリそう)と思っていたので触ることすらしないでいた。最近はデジカメが便利なので銀塩フィルムを使うカメラには触れてもいなかった。

 僕も見にいってライカを持たせてもらう。金属の固まりなのでずっしりと重い。スローシャッターを切りたい時に安心できそうな重さだ。ファインダーはピント合わせ用とフレーミング用の、小さな丸いものが2つが並んでいる。面倒な感じだが、じっくり撮影するには良いかもしれない。いいですね?と言うと、ワタナベさんに、「なんだ、ジョニー。ライカ持ってないの?」と言われてしまう。
 僕が使いたいと思うライカは、“M4”という現代的なモデル(ライカとしてはだが)。ただ、中古のボディーのみで15万円くらいの値札が付く。レンズを入れると20万円位。いつかは欲しいと思ってはいる。それと、ミノルタと共同開発した“LEIZ minolta CL”というモデル。ライカに比べてコンパクトで、これも使ってみたいと思っている。

 その日も荷物の中にデジカメを入れていた。“Poor House”の店内には常に草花が生けてある。それを撮影するのが楽しみで時々撮影させてもらっていた。
 その日は新しい花がなかったので、デジカメは登場しなかった。ライカを見たから出しづらかったわけではないけど。



少しときめいた日
Burton - Corea - Metheny - Haynes ? Holland / Elucidation

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こんなことってあり?

 前回の日記でプリントしたTシャツ、フクモトさん大喜びだった。そして9日(木曜)の夜から鈴鹿を目指して出発したはず。

 ところがその日に佐藤琢磨が鈴鹿に参戦することが発表された。これはどういうことだろうと思い調べてみたら、ジャック・ビルヌーブが出場しないことになったため急遽決まったとのことだ。

 日本人の大部分は喜んだかもしれないが、Tシャツまで作って初めてのF1観戦に行ったフクモトさんはそうとうガッカリしたに違いない。せめて、鈴鹿にいる3日間を楽しんできてほしいと思うのだった。

 フジテレビの衛星放送で中継されるF1のフリー走行と予選2日分、そして決勝を録画してプレゼントしようと思うのだ。


今日は少し
Yaz / Mr Blue

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Tシャツをプリント

 渋谷のお店にいるベテラン社員のフクモトさん(女性)は大のF1好きだ。今年はF1のサークルの人たちと、鈴鹿サーキットで行われる「F1日本グランプリ」を見にいくために夏休みを10月までずらした。

 彼女自身、初めてのF1観戦ということで、贔屓のパイロットのネームをプリントしたTシャツを作りたいというので協力することにした。
 デザインは彼女の希望で昔はやった「I LOVE(ここはハート) N.Y.」のノリ。胸に大きく「I LOVE(ここはハート) JACK」とプリントする。彼女は“BAR HONDAチーム”のジャック・ビルヌーブのファンなのだった。

 プリントするTシャツとアイロン転写紙を持って、仕事帰りに事務所に立ち寄った。そこには業務用のアイロンがあるのだ。
 アイロンの電源を入れて温度を160度に設定する。暖まるまで30分近くかかるのでラジオを聞きながらバイクのメンテナンスをすることにした。先月のレースですり減ったブレーキのパッドを交換したいと思っていたのだ。

 散らかっている事務所の中を探し、交換用のパッドを見つけて取り替えにかかる。ブレーキレバーのマイクロアジャスト(微調整用のネジ)を元に戻してブレーキケーブルのテンションを下げる。そうして古いパッドを外して新しいものをセットした。タッチも上々!いい感じになった。

 アイロンの温度が安定したのでプリントにかかる。Tシャツを台座に着せるようにセットする。シワが出来ないように注意して転写紙を置き、プレスした。15秒位待ってアイロン面を持ち上げる。緊張の一瞬。
 転写にはバギーシートという膨らむものを使い、クーパーブラックという書体でレイアウトしてあった。それがプックリと膨らんでいた。続けて左の袖、首の後ろにもプリント。いい感じに仕上がった。会心の出来。

 家に持ち帰り、カミサンにも見せて自慢した。カワイイと評判だった。フクモトさんも喜んでくれるに違いない。楽しみだ。


ウキウキ気分で
5th GARDEN / LATIN HIPPIES

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