安全は明るさから/くまたさんに捧ぐ、というより報告

 「安全は〜」などと、まるで標語のようだが、午前中の出勤途中にヨーゾーさんと待ち合わせして、お願いしていたバッテリーライトを受け取った。ここ数年、夜の走行時は、LED(発光ダイオード)ライトをハンドルバーに付けて走っていた。都内で暗いところはほとんどないので、照らすよりも相手にわからせることで充分だという判断だった。バッテリーは長持ちするし、コンパクトなところが気に入っていのだ。

 ところが、LEDライトは明るくて、遠くからでもよく見えるのだが光量は少なく、照らす力が弱い。ということは、光源を見ないと光っていることがわからないライトだということだ。
 路地から飛び出してくる自転車や車からは、ライトそのものが見える位置に来るまで認識してもらえない。一旦停止をしないで出てくると、気づいた時には反射神経ではよけられないところにいるのだ。
 そういった理由で、路面を照らして路地からの自転車や車に気づいてもらうための明るいライトを探していたのだった。

 受け取ったライトを渋谷の仕事場近くのヒロシさん(ラッシャー板前似)のお店“SLOW JAM”に持ち込んで取り付けさせてもらった。

 仕事帰りにライトをセットして、地面を照らすように角度を調整してから走り出した。さすがに明るい。前を歩いている人が、明るさで気づいて道をあけてくれたり、路面の状況がよく見えて安全に走れることもわかった。
 横断歩道では、渡ろうとする前を強引に曲がって行くような乱暴な車も、明るさに警戒して停止してくれたりする。帰り着くまでの路地からの飛び出しは皆無だった。明るいライトに変えてみて、想像以上の効果を感じた。


 話は変わるが、午前中、ヨーゾーさんからライトを受け取った時のことだ。中身はコンパクトなのだが箱自体は大きいので、いつも使っている巨大メッセンジャーバッグを地面に降ろして箱を入れた。
 そのとき、バッグの中で動いているものを見つけて驚いてしまった。なんと、家にいるゴキブリがバッグに侵入していたのだった。出て行ってほしいので間仕切りを広げたのだが、そこはゴキブリの性(というより習性)で暗い方、狭い方に入りこんでいく。奥に入って見えなくなってしまった。怖い。
 こうなったら実力行使だ、とばかりにグローブを着けて仕切りを広げていくと、隅の方にいたので追い出しにかかった。そして、出てきたのはいいのだが、まだバッグの蓋部分にいたので手で払いのけて落としてしまった。
 ところがこれで終わらないのがゴキブリの恐いところだ。「生まれついての日陰者」のソイツは、すぐさまバッグの下にもぐり込んでしまった。あわててバッグを持ち上げる僕。ヨーゾーさん共々「怖ェー」を連発してしまう始末だ。
 バッグはそのまま手に持って、暫し立ち話。ゴキブリは日陰を探してうろうろと走り回っていたので、2人とも話しながらもそれを目で追っていた。くまたさんのところのゴキブリは最近どうしているだろうか。

 やはり本日も残業して深夜に帰宅。シャワーを浴びてビールを飲みながら、佐藤琢磨のF1ヨーロッパGP予選での2位という情報に驚く。
 ゆっくり飲み食いしていると、鳥越俊太郎さんの番組に佐野元春が出演していた。昔の曲を歌ってくれて、懐かしく、嬉しかった。“Rock’n Roll Night”という曲の「瓦礫の中のGolden ring」というフレーズに、当時、シビレていたことを思い出した。また、聴きなおしてみようかなと思う。


中身は?だけど
佐野元春 / ぼくは大人になった

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線香・カンナ・ピンセットなど

 朝から久しぶりに電車で十条まで行ってきた。十条に住んでいた時代の大家さんの奥様が亡くなっていたという情報が入ったので、香典を持って顔を出したのだ。
 十条へは自転車で時々来ていたのだが、電車は何年ぶりなのかわからないほど久しぶりだった。駅から歩く歩道沿いの景色もかなり変わっていたが、昔からのところも残っていたので懐かしかった。線香を上げて、再び電車に乗った。

 帰ってから、パスタをつまみにしてビール。大量のパスタと適度なアルコールのために眠くなってしまったので、あっさりと布団の人になってしまった。

 夕方に起きだして、高田馬場“MONKEY”へ。かなりご無沙汰していたので、前々から顔を出してのんびりしたいと思っていた。もう1つの目的は、GWの最後に蚤の市で購入した「鰹節削器」のカンナ部分を治そうとしていたのだが、刃の部分を外すことが出来なかったので、イマイズミさんに助けてもらおうと思ってのことだった。

 カンナの刃を万力にはさんで、プラハンマーで叩いて外そうとした。だが、なかなか外れない。刃の左右でしかクランプすることが出来ないので、カンナの刃が滑ってしまうのだ。
 万力の、くわえる部分につけていたカバーみたいなものを外して、再度チャレンジしてもらった。挟むものの傷防止のものだったが、多少の傷はかまわない。
 少しして、「ジョニーさん、ビールを御馳走してもらってもいいですか」とイマイズミさん。目が笑っている。そのあと見事に外すことが出来た。あとはカンナを修理すれば、おいしい鰹節を味わえる。

 “MONKEY”の閉店時間である18時を過ぎていたので、ビールを調達してイマイズミさんに献上した。もちろん自分も飲んだのだが。

 そうこうしているうちに、イマイズミ家の長男ショウ君が帰ってきた。今回の、さらにもう1つの目的は、ショウ君にあるものを渡すことだった。
 最近、彼はパーソナル向けのカッティング・プロッターを手に入れてかなりハマっているという話を、23日の草レースで会った時に聞いていた。カッティング・プロッターというのは、カッティングシート(裏に糊がついた塩ビのシート)を切り抜く機械のことだ。業務用のものは何十万円もするのだが、最近は個人向けの、数万円で買えるものも出てきている。
 そこで、仕事場で出たシートの端切れと先端を削ってチューニングしたピンセットをプレゼントして、ついでにちょっとしたコツを伝授しようというのが「今回のさらなるもう1つの目的」だったわけだ。

 嬉しそうにカッティング・プロッターをセットして文字をカットするショウ君。端切れを適当にカットして、シートの扱いやアプリケーションフィルムの扱い方を実演してみせた。僕も仕事ながら楽しいと思っていることを、彼も楽しんでくれると嬉しい。


充実した一日
5th Garden / Good Morning Starshine

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アルバイト募集中

 今、うちの会社ではアルバイトを募集している。去年の4月に入ったクニーちゃんが今月いっぱいでやめてしまうからだ。
 今月に入ってすぐに辞めたいという事を聞いて、募集をかけようとしたのだが、ゴールデン・ウィーク期間中のため、求人誌に掲載できたのは13日に発売された号だった。最悪のタイミング。

 数年前までは、募集をかけると大勢の面接希望者が来たものだが、最近はあまり反応がない。クニーちゃんの時で3人だった。求人誌への掲載を依頼しているコハタさんと、そのことについて何度も話すことがあったが、最近の若い人は働きたくないのではないだろうか、ということで意見は一致している。

 さて、募集の反応であるが、なかなか電話が来ない状態が続いたので、次の号に再掲載することに決めてしまった。一人だけ面接の電話がかかってきたのだが、約束の時間になっても来なくて連絡もなかった。最近はそういう人が多い。
 再募集を決めてしまった直後に、面接を受けたいという電話があった。男性で、かなり年齢が高そうだが落ち着いた感じだ。面接日は24日の月曜日、午前中に決まった。

 そして、一昨日の午前中に面接をしたのだが、一言で言うとビミョーな感じ。紺の背広を着て現れたMさんは、ほっそりとして気の弱そうな印象の人だった。髪の毛に白いものが混じり、頭頂部は薄くなってきている。館内の喫茶店で話を聞いた。
 履歴書を開いて目を通す。年齢は50歳。職歴に関しては願ってもないほどのキャリア。版下起こしやらレイアウトなどをやってきている。マッキントッシュでイラストレーターを使うのもオーケー。人当たりも良さそうだ。
 しかし、この歳で奥さんがいて、アルバイト希望ということに疑問を感じたので、いろいろと話を聞いた。聞いているとMさんの誠実さや、文字に対するこだわりなどがだんだんわかってきた。現在もアルバイト生活をしているのだが、どうせなら好きなことで生活していきたいということらしい。

 それでも一人に賭けるわけにはいかないので、23日の夜、コハタさんにわざわざ“そるとぴーなつ”まで来てもらい、打ち合わせをさせてもらった号の掲載はそのまま進めてもらうことにした。締め切りが月曜日だったので、いい人が来たら遠慮なくキャンセルしていいと言ってくれたのだけど。誰にするか迷ってしまうような人が面接に来てくれることを期待している。そうそう、実は昨日も面接希望の電話がかかってきて、「49歳ですけど応募できますか?」という。声の感じで、繊細な仕事は難しいのではないかと思い、面接はするけど、もう一度よく考えてみた方がいいのではないかと答えておいた。最近高齢者に人気なのか。うちの会社は。


 アルバイトといえば、僕自身が経験したところで思い出に残っているところがある。
 大学を留年・中退して、コンビニで夜勤のアルバイトをしていた頃の話だ。週に3、4回徹夜をするという不規則な生活を変えたいと思い、思い切って面接を受けに行った。

 履歴書を持って伺ったのは、板橋にある青焼きコピーの会社だった。駅から電話で教わった道を辿り、迷いながら訪ねた。
 大型の青焼きコピー機械が何台も置いている作業場で面接してもらった。一通り話をして、趣味の欄に「サイクリング」と書いているのを聞かれ、あっさりと、採用された。話は変わるが、最近の履歴書には「趣味」という欄がない書式が多い。大事なことなのに。

 その青焼きコピーの会社は、建築設計の図面を「焼く」とか「製本」するのが主な仕事で、取引先はほとんどが建築設計会社だった。スーパーカブで担当の持ち場を回って図面を受け取り、青焼きを作って納めるというのが主な仕事だった。

 変わっていたのが、昼ご飯。そこでは昼食代を節約するために、自炊して昼ご飯を出していた。
 具体的には、ご飯を炊いて、その日の当番がおかずを作るというものだった。材料費を頭数で割るので、昼ご飯代が¥150という時もあった。米を買う時だけは、それも頭割りなので高くなるのだが、それでも定食代くらいの値段だった。

 メニューは大抵、丼ものだった。あつあつご飯を丼に盛って、上におかずを乗せるというもの。なんでも丼ご飯にしていた。材料が余って、翌日にそれを使うと¥0という日もあった。
 料理が出来ない若いやつはどうしていたかというと、餃子を買ってきて「餃子丼」を出していた。こういうのは、今思うととても良いシステムだった。

 そこで面接をしてくれたサハラさんに出会ったことが、僕の自転車生活を変えるきっかけになった。サハラさんは自転車マニアで、面接で自転車のことを聞いてきた時に、意味ありげな表情だったのだが、それを後になって思い出すことになった。

 ある日サハラさんは、ロードレーサーを持ってきて、「これ。ジョニーくんのだから。¥○○だけど分割払いでいいよ。」と押し売りされてしまった。決して高級品ではなかったが、こだわりのあるパーツが付いていて、驚いたと同時に嬉しかった。
 昼休みや仕事のあとに、パーツの取り付け方や取り付けの力加減などを習い、体に合わせた微調整をしてくれた。今は休ませているが、そのうちのんびり乗りたいと思っている。

 当時の僕は、自分で分割払いして買った、初めてのMTBで通勤していたのだが、最初、ロードレーサーはシャープな乗車感覚で恐ろしかった。それでも慣れてくると、MTBとは違った面白さにハマってしまった。

 そのアルバイトは約4ヶ月で辞めてしまったのだが、僕のロードの師匠になったサハラさんとは、その後も付き合いが続いている。青焼きコピー会社は現在移転してしまい、以前のようについでに顔を出すということが難しくなったが、つい半年くらい前にサハラさんが“そるとぴーなつ”まで来てくれた。
 本当に、出会いというものは面白いものだ。人世は出会いの連続なのだな、とシミジミ考えてしまった。


人世イロイロ
Prefab Sprout / Life Of Surprises

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タレナガシケイホウ

 いつものように家を出て少し走ったところで尿意を覚えてしまった。今日も出る直前にトイレを済ませていたのにこの体調。この状態はものすごくまずい。

 トイレに行きたい状態で走る時には、ものすごく緊張する。途中の公衆トイレに行くまでは、とにかく事故に気をつけて慎重に走るのだ。

 万が一事故に遭ってしまい、気絶するようなことでもあれば、小便(大も?)を垂れ流してしまうに違いない。それだけは嫌だ。


キタナイ話ですまん
Salon Music / WANDERING

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幕張で草レース

 今日は、日本マウンテンバイク協会(JMA)が幕張で開催している「ABCカップ」に行ってきた。年に4回ほど開かれるこのレースは、アクセスの良さや気軽に参加できることが気に入っていて、僕と“そるとぴーなつ”マスターの定番レースになっている。

 今回のレースだが、膝のことを考えて参加をあきらめた。1時間の間、8割から9割ものパワーを維持して走らなければならないので、今の膝の状態ではツラい。下手をすればさらに酷いことになってしまう。
 というわけで、バイクは持っていったが写真係として参加してきた。

 事前に、今回はエントリーが多くて駐車場に入りきれないので8時半には入った方が良いという裏情報を得ていたので7時半に出発。情報通り、到着した時にはあまり空きがない状態だった。
 “そるとぴーなつ”の若手のヤマが先に着いていて、隣に停めることが出来た。近くには高田馬場のショップ、“MONKEY”のイマイズミさん一行もいた。
 早く着きすぎたので、受付までの時間をバイクに乗ってフラフラと動き回る。あちらこちらで顔なじみと立ち話をしたり、レースにでないので余裕がある。

 そして10時半、「バリバリエンデュランス60」が始まった。約1kmのコースに130数人が飛び出した。
 コースの数カ所を撮影場所に選んで撮影した。コンパクトデジカメを使っているのでシャッターのタイミングが難しい。シャッターラグ(押してから実際にシャッターが切れるまでの時間差)が大きいので早めに押して、流し撮りをするのだが、近くにいると自転車のスピードはものすごい。
 そのために、フレームからはみ出したり、上手い構図でとらえることが出来ずに、同じ場所で何度も撮り直しをした。

 レースが終わった。いつもはすぐに会場を出て、13時過ぎには家にいるというパターンなのだが、今回は初心者のマツモトさんという女性も参加しているのでゆっくりしている。みんなで昼ご飯を食べて、午後に備える。
 マツモトさんは、オフロード初心者なので、「ビギナーズパック」という、午前中にライディングスクールを受けて午後にレースに参加するというエントリーだった。マスターたちが走っている間にスクーリングを受けていて、昼食後にレースに出る。少し緊張しているようだった。

 13時半過ぎに、「ゆったりエンデュランス60」が始まった。マツモトさんは、主催者側の配慮で女性2人とグループを組んでいて交代で走っていた。他に知り合いがチラホラと走っていたので、写真を撮りながらコースを回った。

 レース後のマツモトさんの感想は「面白かった!」というものだった。良かった。初めてのオフロードは、とにかく凸凹や傾斜が怖いものだが、それでも楽しむことが出来たのはとても良いことだ。最初に辛い目にあってしまい、やめてしまう人もいるのだ。

 家に帰って一眠り。反省会と称する飲み会のために“そるとぴーなつ”へ。イマイズミさんと、今日初対面だった、噂のミャ〜ンが先にいたので相席させてもらう。
 写真をパソコンに取り込んで、スライドショーをした。レースのあれこれで盛り上がるのも、レースの楽しみの1つだ。

 良い気分で帰宅。晩ご飯を食べて、気持ちよく布団に入った。幸せだ。


一日中ハイな気分だった
Elbow Bones And The Racketeers / You Got Me High

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このまま梅雨にはいるのか

 久しぶりのバイク通勤。池袋経由で渋谷に向かう。途中で久しぶりに新宿“マキシマサイクル”に顔を出して、マキシマさんと近況を話す。

 一週間前に、転んで打撲した左膝は相変わらず痛い。電車で通勤していた昨日までの3日間は、階段を下りるのが辛かった。徐々に痛みは軽くなっているのだが。自転車はその点、膝には優しい。体重が片足にかかることがないので痛いということはなかった。走っていると、自由を感じて気分がいい。それが出勤途中でもだ。

 帰りは、数日前に目をつけていた、下り坂が楽しいルートを走った。段差を飛んでみたり、ハンドルをプッシュして加速してみたりする。まだまだ路面状況が頭に入っていないルートなので暫く楽しめそうだ。


思い切り走り回りたい
Prefab Sprout / Wild Horses

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雨続き

 出勤直前まで雨が降っていたので、今日で3日連続の電車通勤だ。たまの電車は読書に集中できて、それなりに楽しめるのだが3日も続くといささか辛い。
 「ジョニー殺すにゃ刃物はいらぬ。雨の3日も降ればいい」というどこかで聞いたようなフレーズが浮かんでくる。

 前日、渋谷のお店の閉店後に売り場のレイアウト替えをしたせいで、その後処理に追われて仕事がはかどらなかった。それでもがんばって、誘われた、“トレイルストア”の助っ人Tomoちゃんの送別会に出かけた。
 20時半からのパーティーだったのだが、少し遅刻かなと思いながらお店に入ってテーブルに案内されたのだが、誰もいなかった。仕方ないのでテーブルの写真を撮ってから読書を始めた。もちろん最近ハマっている“フェイ・ケラーマン”のもの。

 15分遅れくらいで10人くらいまとめてやってきた。みんな最初からテンションが高い。しかも知らない顔ばかり。Tomoちゃんは中央に座り、アイサカ君が僕の右側の席に来たので少しほっとした。
 パーティーはビール飲み放題という、燃費の悪いビール飲みには嬉しい設定。イタリアンの料理も美味しくて量も充分。飲み会ではいつも食べられなくて、いつも帰ってから何か食べてしまう僕には珍しく、満足してしまった。

 Tomoちゃんが泣いているのに気づいたのは宴会も終盤に入ってからだった。泣かないように気合いを入れていたらしいが、僕があげた写真立てを見て、涙腺がぶっ壊れたらしいのだ。
 その写真は、“トレイルストア”の看板の上にそろった、オープニングスタッフの写真で、17日に撮らせてもらったものを加工してプリントしたものだった。喜んでもらえてすごく嬉しかった。そして、写真を撮るという行為の素晴らしい一面を見た。


Tomoちゃんに送るよ
Elvis Costello / The Other Side Of Summer

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ハッピーアワー

 昼前に、“トレイルストア”。ショップのオープン前から手伝いにきていたTomoちゃんが今週いっぱいで福岡に帰るという話を聞いて、写真を撮りに行った。
 実は、開店前に看板によじ上って男5人で記念撮影をしていたのだが、その写真を見た彼女が『自分も入りたかった』というようなことを言っていたので気になっていたのだ。

 お客さんが切れた時間を狙って、ハジメさんとアイサカ君(スタッフ)、Tomoちゃんに看板の上に出てもらい、写真を撮らせてもらった。そのあとに話の流れで夜に“そるとぴーなつ”に行くことになった。そういえば、Tomoちゃんが福岡で勤めている自転車屋“正屋”(まさや)のイワサキさんも“そるとぴーなつ”には顔を出したことがあった。

 仕事を終えて、“そるとぴーなつ”に走る。汗をかいたシャツを乾いたものに替えて、お約束の「ジン・リッキー」でさっぱりする。メーカーズ・マークのボトルを出してもらい、オン・ザ・ロックスでチビリチビリと飲み始めた。

 気分がほぐれてリラックスしてきたところにハジメさんとTomoちゃんが到着。ハジメさんは運転があるのでコーラ。Tomoちゃんはジンのカクテルというので僕お勧めの「ジン・リッキー」を。

 ハジメさんにとっては久しぶりの“そるとぴーなつ”。以前から行きたいと言っていたので、ようやく顔を出せたわけだ。
 そして、自転車話はとても楽しかった。乗っていていつも楽しいし、バーのカウンターでも話題になると楽しいのだけど、たまのこういうことが楽しさを再認識させてくれる。ほろ酔い気分で帰宅。


Precious!
The Blow Monkeys / I'm So Glad

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久しぶりの自爆

 朝、事務所に寄って、アルミの軽いフレームで組んだ“ハロー”のバイクにスイッチした。出ようとしたら、隣の寿司屋の奥さんに鰹節をいただいてしまった。ダン君のプリントをした日に、鰹節削器の話をしたのだった。毎朝ネタを仕入れに行っているので、そのついでに買ってきてくれたらしい。ありがたい。

 仕事は順調に進んでいたので定時で仕事場を出て、“トレイルストア”へ。用事を済ませて“そるとぴーなつ”に向かう。玉川通り(俗にいうR246)から山手通りに入って暫く走るといつもの帰り道だ。

 歩道を走っていて、横断歩道を渡ったあとにそれは起こった。オートバイを停めて作業をしているおじさんがいるので、すこし大回り気味にそこを抜けようとした。ちょうど抜ける瞬間に、おじさんが動いた気がしたので、さらに外側によけたら、反対側に停めてあったママチャリにハンドルが接触してしまった。
 「あっ」と思った時にはバイクから体が離れて、地面に転がっていた。左の膝を強打したほかは頭も打たず、背中は特大のメッセンジャーバッグがクッションになり、痛い思いをしなくてすんだ。
 立ち上がってバイクを起こし、走れるのを確認して下を見ると、膝から流血していて短パンの膝の辺りは真っ赤に染まっていた。坂を降りた交差点に交番があるので、そこまで膝を押さえながらゆっくり走った。

 交番の中に入り、声をかけて「転んだので救急用品を使わせて下さい」とお願いした。快く、大きなアルミの救急箱を出してきたのでほっとしていると、絆創膏がないという声。箱の中には極小のバンドエイドが数枚だけ。使ったあとに補充はされなかったらしい。
 それでも、消毒液を使わせてくれてガーゼを当ててくれ、数少ないバンドエイドを使って固定してくれた。ありがたかった。

 流血おびただしい血染めの半ズボンで“そるとぴーなつ”に行くのはまずいと思い、一旦帰宅して出直すことにした。
 シャワーを浴びて、ガーゼを探したが探しきれなくて(交番のおまわりさんのことは言えない)、バンドエイドを3枚重ねして手当てし、バイクを担いで階段を下りた。
 階段途中で膝を見ると、血が少し滲んでいたので家に戻り、対策を考えた。膝頭の傷なので足を曲げた時に傷が開くのが流血の原因のようだった。原因が分かれば話は簡単だ。テーピングに使う伸縮性のあるテープを使って傷口が塞がる方向に引っ張る。両方向から引っ張って固定すると血が止まった。その上からバンドエイドを貼って出かけた。

 “そるとぴーなつ”で自爆の報告。とりあえず、何かあったら、それが転倒でもニューバイクを手に入れたことでも、パーツを変えて調子が良かったことでもマスターに話すことを習慣にしている。もっとも、滅多にあることではないのだが。
 バイクは無事だったが膝の調子が悪い。十数年前に転倒して、今回と同じ左膝を打撲した。前回は、半月板にヒビを入れてしまった。今回もその時のような痛みがある。テーピングでもして無理をしないで様子を見ようと思う。


気を引き締めなおさなくては
The Pastels / Couldn't Care Less

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「炎のランナー」

 休みの朝は、のんびりとコーヒーを入れる儀式から始まった。冷凍庫に入れてあった豆を“zassenhaus”のミルで手挽きして、ゆっくりと落とす。バタートーストを食べながら朝刊に目を通した。

 昼前に近所のコンビニに寄って、ネットで注文していた文庫本を受け取り電車に乗った。
 取り寄せたのは、最近、モーレツにハマっている“フェイ・ケラーマン”のミステリー。今出ているものは全て手に入った。残りは4作品だ。大事に読もう。

 池袋のお店に寄って、加工を頼んでいた看板を受け取る。近所の不動産屋に頼まれていたものだ。大きいのでいつものようにバイクで運ぶことが出来ない。そういえば最近は天気が悪くて乗れないことが多い。一昨日などは、久しぶりに乗ったので筋肉痛になってしまったほどだ。

 帰りにHMVに寄って、「炎のランナー」のDVDを買った。それは少し前に読んだ、新聞の小さい囲み記事の影響だった。1900年のパリ五輪でアメリカの走り幅跳びの選手が予選で最高の跳躍を見せて首位で決勝に進んだのだが、決勝が日曜日で、キリスト教では安息日ということで所属大学に止められたというものだった。
 そして、映画「炎のランナー」を思い出し、強烈に見たくなってしまった。衛星放送や録画したビデオで何回も見ているのだが、以前からDVDで手に入れようと思っていた。

 不動産屋に看板をおさめてビールを買い込み、昼食の用意をしてから見始めた。始まりから涙腺が緩むのが感じられた。ユダヤ人であるハロルドとスコットランドのリデル。2人の主役の物語には何度見ても泣かされてしまう。
 特に、リデルが走るシーンで、彼は至福の顔でゴールする、その表情を見るだけでスイッチが入ったように涙が出てくるのだ。
 僕の敬愛する自転車選手(今は引退してしまったが)、“ミゲール・インデュライン”がツール・ド・フランスのタイムトライアルで走っている時の映像で、そういう表情を見たことがあった。そして、見るたびに鳥肌が立っていたのを思い出す。

 泣きながら、ビールを飲んで、食べた二時間。カミさんや知り合いと一緒に見られない映画だと思った。特定のシーンで必ず泣いてしまう。

 夕方に(泣き疲れて?)2時間ほど眠った。“そるとぴーなつ”で甘いカクテルを一杯。帰ってきたカミさんには顔が腫れているといわれた。泣いたからだとは言わずに、さっきまで眠っていたからだと答えておいた。

 本を読みながら眠る時間だ。


音楽はヴァンゲリスだった
Jon and Vangelis / Page Of Life

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