またも雨!

 読者の方々へ。この日記はリアルタイムで書いているわけではないのだが、自分の記録としても機能しているので、間を抜かして書くということはなるべくやらないようにしています。

 古い日記に、もうしばらくお付き合い下さい。よろしくお願いします。



 雨なので、バイクはあきらめて電車に乗る。たまの電車通勤は読書に専念出来るので、それほど悪くない。しかし、このところの雨の多さはどうなんだろう。フラストレーションを感じるくらいだ。


 仕事をこなして定時で店を出た。仙台の自転車店主、サトウさんの携帯電話を呼び出す。今日、彼は展示会のために上京していて夜に会うことになっていた。予定時間よりも落ち合うのが遅くなりそうという事だったので、渋谷の旭屋書店で文庫本を物色したりしながら時間をつぶす。


 池袋駅の北口改札前で待っていたが、改札口から出て来ると思っていたら左側から現れたのでびっくりした。急いでいたので、ホテルからタクシーに乗ったら渋滞で遅くなってしまい、途中で降りて走ってきたそうだ。この時間は電車の方が確実に早いのだが焦ってしまったのだろう。


 西口の鰻屋さんに向かう。鰻屋さんといっても高級なところではなく、その“うな鉄”というお店は、仕事帰りのサラリーマンが気軽に一杯やってから帰るというノリの居酒屋風の飲み屋だ。

 串焼きを頼んでから、まずは生ビールで乾杯。再会を祝す。すこし苦みのある肝焼きを食べる。これが食べたいと、時々思い出していたのだ。


 少し後に、仙台から東京に転勤したサトウさんのお客さんが合流。「自転車楽しいバナシ」で盛り上がった。


 河岸をかえて、僕の地元“そるとぴーなつ”へ。サトウさんもかなり久しぶりだった。いつかは自分のバイクを持ち込んで飲みに来くるのが夢だそうだ。
(“そるとぴーなつ”は自転車を持ち込む事ができるバーなのだ)

 サトウさんは、カウンターの中でマスターとツーショット写真に収まり、ご満悦の様子。近くに住んでいるというサトウさんのお客さんにも楽しんでいただいたようでよかった。



少し飲み過ぎたが、久しぶりの楽しい夜だった

Paul Weller / Wishing On A Star

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初!チーム練習

 11月7日の草レースに向けて、初めてのチーム練習をやることになっていた。メンバーは、僕、クボタさん、そして紅一点のイノウエさんだ。

 この中で、オフロードを走ったことがあるのは僕一人だ。クボタさんは最近、スペシャライズの高級MTBを購入したばかりだ。イノウエさんは持っていなかったが、ハジメさんのスクールに参加して目覚めてしまい、MTBに乗りたいというので、事務所で預っているサイタくんの(元カノ用に用意したと思われる)フレームを借りることにした。7月に結婚したことだし、しばらく使わないだろうと踏んだのだ。もちろん本人に話は通してある。

 フレームだけだと使えないので周りに声をかけてパーツを集め、一台を組み上げることが出来た。専用工具が必要なところは近所のプロショップで工具を使わせてもらい、時自己満足だと思われるだろうこだわりを持って組み上げた。

 本当は、早めに乗って慣れてもらい、練習会を行う予定だったのだが、結局は当日渡しでイキナリの練習になってしまった。
 昼過ぎに近くの駅まで来てもらい、バイクのセッティングを仕上げた。一休みして待ち合わせの“トレイルストア”を目指す。
 初めて乗るバイクで無理は禁物なので、ゆっくりと走る。途中、ほとんど微調整をせずに来れたのでセッティングはまあまあ合っていると思ったが、スタッフのアイちゃんに見てもらい、さらに乗りやすく仕上げてもらった。

 さて、問題の練習会だが、ショップの裏にある「世田谷公園」の広場で始まった。
 まずはブレーキング。僕も昔参加させてもらった、「はじめの一歩スクール」の内容を思い出しながら平場を走る。が、すぐさま、自分が人にモノを教えることに不向きであると思い知る。
 そこは簡単に済ませて、子供たちが遊ぶためのガラクタを集めているところから100mm角くらいの角材を借りてきて「丸太越え」の練習。これは前後方向の体重移動の練習になる。
 丸太を越える時には後ろ加重で前輪から体重を抜く。そして、前輪が丸太を越えた瞬間に加重を前に移動させて後輪から抜き、スムーズに越えられるようにする。こう書いてみると長い文章になるが、一瞬の動きなのだ。
 初めてこれをやるのはなかなか難しいのだが、何度か繰り返しているうちに「コツ」みたいなものが感じられたようだ。

 次は「実践編」で、公園内の林に入ってみた。ここのところ、雨が多くて滑りやすくなってはいたが、緩い下りルートを探して降りてみたり、登ってみたり。ヤブ蚊に足を何カ所も刺されてしまうので、早々に切り上げて再び平場でライド。あまり練習にはならなかったかもしれないが、暗くなってきたので終了。

 再び“トレイルストア”へ。クボタさんとイノウエさんのバイクを再びいじる。普段の街乗りとは違う乗り方をしているので、ちょっとした調整で乗り味が変わるのだ。変化を体感出来ると面白くなって来るだろう。
 最初の練習回という事で打ち上げと行きたかったが、あっさりと解散。僕はアイちゃんと少しダベって帰途についた。


スムーズに気持ちよく
AIR / Bicyclist (Solid Brass Mix)

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雨が降りそうで降られなかった日

 高校時代の後輩“もっちゃん”からメールが来た。彼女は僕の一年生時代に同じクラスだったカワグチ君と結婚して、今では3人のお母さんになっている。
 何年も連絡を取っていなかったのだが、僕の高校生活の終わり頃に顔を出すようになり、大学に入ってからも帰省のたびに毎日のように通っていた喫茶店“Rocky”がとうとう店じまいをするということを知らせてくれたのだ。

 高校時代、写真部だった僕は、3年生の頃の部活顧問だった社会科教師“シライシ”とソリが会わなくて口論の末退部してしまった。
 そのあとに出入りするようになったのが文芸部で、もっちゃんとはそこで出会った。2学年下で弟と同級生だった。
 校舎の離れのような場所にある、古い平屋の生徒会室の隣に部室があり、居心地が良いので毎日顔を出していた。そのうち、部室で読書をしたり、漫画を読んだりして帰る前にバスの時間を待つ間、“Rocky”に寄るようになった。
 そこは居心地が良くて、卒業までの短い期間だったが楽しい時間を過ごすことが出来た。それからは、帰省のたびに顔を出すようになっていた。ここ数年は実家に帰っていなかったので、お姉さんとは何年も会っていない。

 前日にメールをもらっていたので“Rocky”の電話番号を教えてくれるようにお願いしていて返事をもらい、昼食後に電話してみた。
 電話に出たお姉さんの声は、僕の記憶通りのものだった。名前をいうとすぐにわかってくれた。少し話をして、今度帰ったらご自宅に伺うことを約束して電話を切った。来年は実家に帰りたいものだ。

 天気予報では夕方から雨と出ていたので、電車で出勤していた。いつもなら帰りに降られても平気なので、バイクで来るところなのだが、今日は池袋のお店に届け物をするのでズブ濡れはマズいと思い電車にしたのだ。
 しかし、用事を済ませて帰り着くまで全く降られなかった。こういうのは悔しい。バイクの方が、はるかに気分よく移動できるのに。


なつかしかった
The Style Council / Blue Cafe

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最近のライダーについてもの申す

 ヘルメットもかぶらずに通勤しているチャリダーなので、人の事をとやかく言える立場ではないのだがあえて書く。

 最近のオートバイに乗っているライダーのマナーとかモラルについて、前々から思っていた事を整理してみた。一口で言うと、迷惑なライダーが増えてきているのだ。それは、自転車や車も同じかもしれないが、オートバイはハヤリがわかりやすいので、それが目につくのかもしれない。

 ここ数年の流行りは、ハーレーを筆頭とする大排気量のアメリカン(偉そうな乗りかたのやつ)と、各社が色々と出しているビッグスクーターだろう。
 どちらにも、定番の格好(ファッション)があるようで、みんな同じようなスタイルで乗っている。まるでユニフォームだ。そして、どちらも安全性に首をかしげてしまうものが多い。

 アメリカン軍団は、ほとんどがハーフシェル(お椀型)のヘルメットだ。大排気量でスピードも出るだろうに頭の上半分しか保護しない薄いヘルメットが多い。安全規格を通っているのかすらも怪しい。彼らのほとんどは自分が転倒するなどとは考えていないのだろう。
 スクーター軍団も同じようなものを使っているが、中にはインラインスケート用のものをキャップの上から被るという、超カジュアルな人もいる。当然、頭を保護するだけの強度はない。

 アメリカンに乗る人も、ビッグスクーターの人(+最近の若いオートバイ乗りの目につく人たち)たちも、走行マナーが良いとはいいがたい。
 ウィンカーも出さずに車線を変えるのは日常茶飯事。自分は行けると思っているのだろうが、ギリギリのところをすり抜けたりするのを見るだけで怖くなってしまう。人がそれによって、驚いたりヒヤリとすることは想像の外にあるのだろうが車(他人)を信用し過ぎだ。自分の事は自分で守るしかないのだ。

 騒音についても同じ事がいえる。ハーレーやスクーターにはシングル(単気筒)のエンジンが多い。腹に響くような「ドッドッドッ」という音は、それを操っている当人には気持ちがいい音なのだろうが、好きでもない他人には騒音でしかない。まして、深夜に聞かされるのは迷惑以外の何者でもない。
 僕の大学時代の同級生“イムリン”は無類のオートバイ好きなのだが、彼が深夜に僕のアパートに来る時には、路地に入る前にエンジンを切って押していた。帰りにも、押して大きい通りに出たあとに走り出していた。今、こんな事をするようなオートバイ乗りはいるのだろうか。

 迷惑と言えば、路上に止めているそれらのオートバイの停め方だ。歩道に平行ではなく、わざわざ垂直に近い角度で停めているところをよく見る。アメリカンもビッグスクーターも、軽自動車一台分くらいの場所をとるのにだ。
 歩道に停めているのも迷惑なのだが、電柱や歩道橋の階段わきの狭いところに停めているのを見ると、蹴り倒したくなってしまう。そこは、その人にも大事なモノなのだろうと思い、踏みとどまっている。

 アメリカンのオートバイは元来、広大で真直ぐな道を、体に負担をかけないような楽なポジション(姿勢)でゆったりと走るように作られていると思うのだが、都内のアメリカン乗りは少し違うようだ。
 都内の道路をチョコマカと車線変更を繰り返して走っているのを見ると可笑しくなる。しかも、カスタマイズしているのを見ると乗りやすくするのではなく、乗りにくくなると思われる改造をしている。
 一例を挙げてみると、昔、ママチャリで「カマキリハンドル」というものがあったが、それをさらに長くしたようなハンドルだ。乗っている男は万歳のような格好で、両手の位置は頭の遥か上だ。素早いハンドリングは無理だろうし(本来的にはゆったり乗るオートバイだが)、長時間乗ると血が下がってきて指先がしびれてくるのではないか。袖にフリンジが付いた皮ジャケットで、その格好だと、まるでオランウータンのようだ。(オランウータンに失礼か)

 しつこいようだがまだ続く。タンデム(2人乗り)の様子も、見るたびに嫌な気分になる事の1つだ。
 後ろに女の子を乗せているのをよく見るが、その格好がことごとく軽装なのにも驚く。ミニスカートにサンダルという格好で乗っているのを見ると恐ろしくなる。
 事故に遭ったり転倒した場合だが、運転者はハンドルにしがみつく事が出来る。だが、後ろに乗っている人にはしっかり捕まるところがないのでオートバイから放り出されてしまうのだ。
 サンダル履きだと足指の爪がはがれたり、露出している踵や膝、肘などを擦りむいてしまう。
 ヘルメットも、ハーフシェルのものを、あご紐をしっかりと締めずに被っている人が多い。転ぶと顔を擦りむいてしまう危険が大きい。顎や頬などは簡単に傷がついてしまい、擦過傷は完全には治らない。擦りむくだけならまだしも、頭を強打したり頸椎を傷めると、下半身の機能を損なう事にもなりかねないし、死ぬ事もある。

 “そるとぴーなつ”のマスターは、常々娘さんに言い聞かせていることがあるそうだ。
 「オートバイに乗せる時に、ハーフシェルのヘルメットを差し出す人の後ろには乗るな」フルフェースのヘルメットを渡すような、安全に気を使う人のオートバイ以外には乗ってほしくないのだ。実はオートバイの後ろには乗ってほしくないというのが本音らしい。

 そういえば先日、真っ当なオートバイ乗りを久しぶりに見た。運転している男性はジェットヘル(両耳まで保護されているヘルメット)だったのだが、後ろの女性は長ズボンにしっかりとした靴。上半身は長袖を着ていてフルフェースのヘルメットを着けていた。そして皮のグローブをはめていたのだ。僕の考える理想に近いスタイルだった。こういう人がもう少し増えてほしいものだと思う。

 ここまで書いた事は、自分が自転車にしか乗らないから言うのではない。僕も以前は、原付オートバイを楽しんでいた。1960年代に作られたスーパーカブ(C-100という型番の最初のカブ)をレストアして都内で乗り回していた。
 道路を走るマナーも、当時の友人や路上で会う他のドライバーから学んでいた。ドライバー同士がコミュニケーションを取り合って走っていた時代を知っているのだ。
 車やオートバイだけではなく、日常生活全般で、自分本位の人が目につくようになった。この先、状況がこれ以上悪くならないことを願うのみだ。


ジョニーも↓
ジューシー・フルーツ / ジェニーはご機嫌ななめ

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事は予定通りには運ばなかったが、

 今日は普通に起きて、昼過ぎまでバイクいじりをして、午後はゆっくり銀座に出かけ、大学の先輩“サトルさん”の写真展を見に行く予定だった。そして、写真展のあとは、まだ行ったことがないアップルストアーでも覗きにいこうかと思っていた。

 コーヒーを入れて、いつものようにハムトースト。自分でも毎日同じものを食べて、よく飽きないものだと思う。
 食べながらネットを巡回。予定よりもダラダラとして着替えると、もう11時前だった。

 バイクいじりに使う道具やパーツなどを用意して、サンダル履きで部屋を出た。入り口の前に置いてあったバイクをエレベーター前に移動。道具を置いて準備を始めた。

 バイクはスペシャライズドというアメリカンブランドのMTBで、7月に結婚したシンヤの持ち物だ。うちの事務所で預っていたのだが、使う様子はなさそうなので、11月の草レースでチームを組むイノウエさんを乗せようということで貸してもらうことになった。(レースはバイクを組む事になってから決めたのだが)
 借りたのはフレームとフォーク。他のパーツは知り合いに声をかけるとほとんど揃ってしまった。あとは組み付けるだけという状態で、2ヶ月くらい放置してあった。

 パーツを組み付けたあとで、まずブレーキをセットするのが僕のやり方だ。変速機の調整で、頻繁に車輪を回すことになるので先にブレーキを使えるようにするのだ。
 ブレーキ本体を取り付けて、ブレーキパッドの位置を合わせる。パッドの突き出しを調整するために、前後とも一度バラしてからスペーサーで調整して綺麗に収まるようにする。見た目が大事ということもあるのだが、後ろのブレーキは左右の張り出しが大きいと、かかとに接触したりで不具合が起きるのだ。

 ブレーキレバーをセット。イノウエさんは小柄なので、ハンドルに対するブレーキレバーの角度を浅くする必要がある。手も小さいからレバー位置もなるべくハンドルバーに近づけてセッティング。

 次はブレーキケーブルの引き回しだが、ここもこだわりどころだ。ブレーキレバーから綺麗に流れるように、ハンドルを曲げきっても若干の余裕が残るように最短で引き回す。横から見たケーブルの流れ具合も大事だ。
 ただ、海外のバイクフレームは、右レバーで後ろブレーキを引く前提で作られているので、後ろブレーキ用のケーブル受けがフレームの左側に付いている。日本の一般的なブレーキとは逆なのだ。
 左レバーからフレームの左側を通してケーブルを引くのは見た目が美しくないので、ここは流れを重視して右側にあるリアの変速機用ケーブル受けを使った。変速機のケーブルにはブレーキ用の受けを使う。サドルの下で、ブレーキ用と変速機用のケーブルが交差するが問題はないし見た目は面白い。

 ブレーキが付いたあたりの時間に、仕事の件で作業が暫し中断してしまった。終わったら13時近くになっていたので、昼食のためにビールとパスタを買い出しに出た。買って帰ってから気が変わり、卵炒飯を作ってビールとともに食す。

 仕事話での中断と、バイクの組付けが面白くなってきていたので銀座に出ることはあきらめた。久しぶりのバイクいじりは面白い。コーヒーをマグカップに注いで、今度はスニーカーに履き替えて出る。

 冷えたコーヒーを時々すすりながら、フロントの変速ケーブルを張り、リアの変速ケーブルを張り終えた。フロントは3段、リアは9段変速だ。組み合わせで27段変速になる。全部の組み合わせできちんと変速できるように調整。使っているうちに変速ワイヤーが伸びて来るのだが、とりあえずはセッティング完了。

 フロントフォークの煽動部(動く部分)を綺麗にしたり、油汚れを落としたりして最後にフレームを掃除した。

 エレベーターでバイクを下におろし、駐輪場で試乗した。バイクスタンドに乗せている状態と、実際に路面で走らせているときでは調子が変わる事があるのだ。結果、変速機能は問題なく、ブレーキのセッティングも良い具合だった。
 あり合わせで組み立てた割には格好よく出来上がった。シンヤ、マスター、ニレイさんに感謝だ。

 一仕事終え、油と汗まみれになってしまったので、シャワーを浴びてすっきりした。屈んだ作業が続いたので腰が痛い。そして一眠り。


 19時過ぎに“そるとぴーなつ”へ。ジンリッキーをすすっているとアサちゃんが、僕とマスターにCDロムを持ってきてくれた。もう1週間前になる草レースの写真をまとめたものが入っている。近くのプロショップでまとめて参加者全員分を焼いてくれたのだ。

 さっそくパソコンの中に入れて、スライドショー機能を使い、3人で眺めた。4秒間隔で再生したのだが枚数が約300枚あったので、僕らは立ち飲み状態で20分ほど眺め続けた。5人が撮影した写真なのだが、それぞれに個性が表れて面白い。当分は楽しめそうだ。


バイクもレースも完結した感じだ
Pizzicato Five / ピース・ミュージック

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ミーティング

 売り場マネージャーとの話が終わり、着替えて出ると22時になっていた。かなり待たせてしまったが、2人は待っていてくれた。
 今夜は11月に出る草レースでチームを組むクボタさん、イノウエさんと、初のチームミーティングをする予定だったのに、30分以上待たせてしまって済まなく思う。

 全員バイクで出勤していたので3台連なって、代々木八幡方面へ。駅の上を通っている山手通り沿いの「スナック・アポロ」へ。
 奥の別珍で覆っているソファー席が空いていたので、そこに落ち着いて生ビールを頼んだ。

 仕事が終わったあとで、夕食を食べていないので、3人とも腹がすいていた。豆腐の味噌漬けやサンマの塩焼き、キャベツ炒めなどを注文して食べた。ここの食べ物は、種類は少ないがなかなか美味しい。

 ミーティングのテーマは、チーム名の決定とコスプレ走の内容だったのだが、飲みながらということで、話はあちらこちらに飛んでしまい、結局決まらず。宿題となってしまった。
 日が変わって午前2時。解散して地元に向かった。なぜかお腹がすいてしまったので“そるとぴーなつ”に寄って、焼きそばを食べて帰る。

 帰宅してパソコンを起こしたりしていたが、いつの間にか眠ってしまい、気がつけば早朝。灯りを点けたまま、上半身裸で布団の中で丸くなっていたのだった。


こんな夜だった
Scritti Politti / Rock A Boy Blue

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草レースに行ってきた

 朝4時起床。前日のアルコールがまだ残っていて、頭痛がする。水分を摂りながらレースの準備をする。
 4時45分、下に降りてマスターの車にバイクを積み込んで、自販機でペットボトルのコークを買って(本当は水が欲しかった)出た。
 南長崎のプロショップ前で同行する車と合流。車4台で出発。約40分後に守谷SAで2台と合流。トイレや買い物を済ませて6時過ぎに出発した。

 行き先は、茨城県常陸太田市。「うっかり八兵衛カップ 秋の収穫祭」というMTBのイベントに参加したのだ。
 高速道路を「那珂(なか)」でおりて、すぐのコンビニで買い物。ドリンク剤でドーピング。ゼリー飲料や、スポーツドリンク、大量の水、サンドイッチ、おにぎり、ポテトチップス、そして、レース後に飲むビールなどを購入。レース会場に向かった。

 駐車場でバイクを組み立てて、受付を済ます。ゼッケンやプログラム、参加賞の米などを受け取ってレース会場でピットを設営した。仲間内で5チーム参加するが、2人で走るのは僕とマスターのチームのみ。ほかは3人から5人でチームを組んでいるので大所帯だ。

 バイクにゼッケンを付けて、マスターと試走に出た。ボイクたちがベースを置いたのはピットエリアの端の方で、走り出すといきなり上り坂になる。ゆっくりと登り、途中からシングルトラックに入る。シングルトラックというのは、バイク一台が通れるくらいの道のことだ。二台くらいが走れる幅の道は、ダブルトラックと呼ぶ。

 シングルトラックは、小刻みな登り下りを繰り返して少し荒れ気味だった。いたるところに木の根が露出している。今回は天気がよいから良かったが、雨が降ると車輪が滑ってしまうのでやっかいだ。

 少し登ると、ジープロードに入る。ここは車が一台通れる幅。少し轍が出来ているが難しくはない。緩い登り下りのあとに、急斜面の下りがあった。土嚢を敷き詰めてあって、下りながら直角に折れて下っている。コーナー3つめまでは乗ったままクリアーできたが、そのあとのコーナーが難所だった。直角に左に曲がり、すぐに急角度で右に曲がっていた。クランク状で、しかも角度が急なのだ。ここは無理をせずにバイクを降りてやりすごす。

 急斜面を抜けると、再びシングルトラック。細かく上下・左右に変化している。こまめにギアチェンジをして、効率がいい回転をキープしないと、上手く走ることが出来なくなってしまう。MTBに27段ものギアが装備されているのは、そういう理由からだ。
 ギアは軽すぎても重すぎても効率が悪くなる。車やオートバイでギアを変えることと、基本的には同じだ。ただ、人間はパワーがないので、より細かい設定が出来るようになっているし、走る路面の変化が大きいので、よりワイドなギアレシオが必要になるのだ。
 ロードレーサーが18から20段、ママチャリが1から3段に設定されているのも想定されている(また、実際に走る)路面の違いから来るのだ。

 話が脱線してしまったが、シングルを抜けるとジープロードのだらだらとした長い上り坂が待っている。そこを我慢しながら登りきると、急な登りが現れる。短いが二段階になっていて、最初を登りきると少し緩くなって、そのあとさらに傾斜がきつい登りがある。軽いギアにして(四駆のスーパーローくらい)くるくると回しながらゆっくり登る。バランスを崩すと再び乗って走りだすのが難しいくらいだ。

 そこを抜けてシングルを走り、今度は、過ぎ前に登ったばかりの上り坂のすぐ横を下りていく。急坂で、途中で右に曲がっている。しばらくシングルトラックのクネクネと曲がった下りが続き、登り返しを抜けたあとに下りを楽しんだら、田んぼの横のジープロードに下りることが出来る。少し走ると計測地点になり、少し高いメイン会場に登る短い急坂になる。ここまで一周4kmくらいか。
 緊張してハンドルバーを握りしめていたので、腕が上がりそうに(握力の低下で力がはいらなく)なっていた。面白いが、なかなかの難コースだ。ここを2人で4時間走るのかと思うと気が遠くなってしまう。

 スタートまで1時間半くらいの余裕があるので、ピットに戻ってのんびりする。マスターとジャンケンをして走る順序を決めた。勝ってしまったので僕が第一走者だ。
 このレースのために勝手に作ってきた布ゼッケンを、バイクジャージの腰の辺りに安全ピンで付ける。ゼッケン番号の右下に走行順の「1」「2」を入れて、“そるとぴーなつ”や、バイクブランドのロゴ(正式に許可をいただいた)、2人が乗るバイクを輸入している会社のロゴなどをいれたスペシャルなものだ。

 レース中には腹が膨れるまでは食べられないので、少しずつ食べることになる。まずはおにぎりを1つ食べた。そのあとにドリンク剤。レース中のドリンクを作る。それをチビチビやりながらスタートを待つ。

 10時過ぎにスタート地点へ。スタート位置がはっきりしなかったので、直前にかなり移動した。スタート前に近くにいるヤツに見覚えがあるなと思うと、向こうも気づいたらしく、声を掛け合った。もう3、4年振りだろうか。
 彼はスズキくんといって、以前は池袋の自転車チェーン店に勤めていた。一度、“そるとぴーなつ”でも飲んだことがある。その後、埼玉の系列店に移動してからは会う機会がなかった。現在はそこを辞めて茨城県内のショップに勤めているという。自分でショップをやりたいと言っていた。
 そういえば、トイレを待つ間にも、メッセンジャーのカミヤくんに会ったりした。こんな場所で?という偶然が多くて楽しくなる。

 いよいよスタート。長丁場なので自分のペースを守って走る。一周目という事で、渋滞しないように最初のシングルトラックは飛ばして、駐車場まで登っていく。
 駐車場の近くは墓地になっているので、墓参りの人たちがびっくりした表情で見送っていた。

 まあまあの調子で一周をこなしてマスターと交代した。ライダーチェンジでは、ルーズソックスのような暑苦しい、リストバンドのようなものを右手首につけて交代する。一周を20分弱で回るので待っている間に補給したり、サドルを下げてみたり、ハンドル位置を変えてみたりなど、バイクの調整をしていた。

 今回は、“そるとぴーなつ”常連のアサちゃんが写真を撮るために来てくれた。無精髭でサングラス。頭にはタオルを巻いているのでナニジンかわからない怪しさだ。暑いので歩き回るのも疲れそうだった。

 マスターと交代して、2周目にはいる。体が動きだしてなかなかの調子になってきた。でも、2周続けて走る気にはならない。ようやくウォーミングアップが出来た感じだ。
 3周目。一番調子良く走れた。さらにバイクをいじってみたが、あまり変わったような感じはなかった。体感するほどはガンバっていないからなのか。

 4周目位から疲れを覚えだした。回復力が落ちて、筋肉がパンパンになってきた。登りはまだまだイケるがそろそろ押しに入ることになりそうだ。レースは半分くらいの時間が過ぎた。天気が良いのでドリンクの減りも速くなってきた。

 6周を走ってマスターと交代。この時間だともう一周走ることになる。この2、3周は「ゆっくりでいいよ」とお互いに声をかけて、無理をしないような走りをしていた。さすがにペースは落ちてきている。
 最後の交代で走り出す。勢いが落ちてしまった。シングルトラックに入ってすぐに、両フトモモの後ろ側がピクピクしだした。後ろから何人か来ていたが、止まると完全にツリそうだったので立ち漕ぎで足の後ろ側を伸ばしたりしながら広い場所まで走り、コースを外して止まった。ゆっくりストレッチをして軽いギアで走り出す。

 最終周回なのでゆっくりと走った。下りの難所は最後まで克服できなかった。次回、参加することがあれば克服したい。
 二段階の急坂は、最後の2周は押してしまった。乗って登っても歩くのと変わらない程度だった。

 あとは下りだけなので、やっと終わるぞという喜びが湧き起こってきた。残りを楽しんで下る。計測地点のあたりになると、ライダー達が足を着いて並んでいた。
 最後の登りのところに人がいっぱい集まっていて、一人ずつ登ってチェッカーフラッグをうけていたのだ。ちゃんと登れる人、途中でバランスを崩す人、ギャラリーのなかに倒れ込む人もいたりで盛り上がっていた。
 僕は無事に登りきり、ゴール!地元で採れたピーマンの袋をいただいた。ここのレースでは、やたらと野菜を配っているのだ。15時半過ぎになっていた。

 ピットに戻り、ビール!今回は補給食をふんだんに摂っていたのでいつもより苦みを感じてしまった(補給のドリンクや食べ物は甘いものが多い)が心地よかった。
 少し休んで撤収に入る。バイクと荷物を抱えて駐車場へ。積み込みを終えて簡単に着替えてようやくリラックスできた。

 帰りは大した渋滞もなく、一度も休まずに18時ごろには地元に帰ってきた。2人で焼肉屋に入り、ビールで乾杯。タン塩にカルビ、カクテキと追いキムチという定番を食して解散した。

 久しぶりにクタクタになるまで走った。すでに筋肉痛が出始めている。頭の中には風呂に浸かることしかなかった。


久しぶりの刺激だった
Everything But The Girl / The Spice Of Life

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ジョニーVS電動オヤジ

 出勤途中にいつもの通勤路で信号待ち。場所は東中野の手前、山手通りと早稲田通りの交差点だ。

 信号が変わり走り出したところ、ママチャリのおじさんがすごい勢いで飛び出していった。少し先で追い抜くと、オヤジ(以下この呼び方にする)のマシンは電動アシスト自転車だということがわかり、出足の速さにも納得した。

 東中野駅を過ぎた辺りで、歩行者をよけながら走っていると、再びオヤジが僕を抜いていった。少し強引な走りに危険を感じた。オヤジの後ろを走っていたのだが、すぐの横断歩道を渡っていったのでほっとする。

 坂を下り切った大久保通りで、反対側の歩道に渡った時にあのオヤジが下って来るのが見えた。向こうもこちらを発見したのがわかる。
 信号が変わる前にフライング気味に発進するオヤジを見ながら、僕は信号が変わるまで待って、安全確認をして走りだした。上り坂だがなかなか追いつけない。恐るべし電動アシスト車。

 中野坂上の赤信号でオヤジに追いつく。ヤツもかなり意識しているが、僕も本気で走らないと追いつけない。ただ、安全に走るための自分のルールは曲げられないので、「フライング」、「人の間をすり抜け」など結構危険な走りのオヤジに対抗して走るのは苦しいところだ。

 ここからの下りの、いつものジャンプスポットはオヤジよりも先に行って気持ちよく飛びたいと思い、集中する。
 信号が青に変わる前に、オヤジが発進。青になったので、すぐ後ろを追いかける。歩行者を除けるためにオヤジと僕の走行ラインが2回ほど交差したが、なんとか先にジャンプスポットに到達できた。

 下りきった、「清水橋交差点」。オヤジはそうとう頭に血が上っているようだ。またもフライングスタートで登っていく。一度は追い抜いたが、途中でオヤジが車道をグイグイと登っていく後ろ姿を見ることになった。
 だが、この先の信号は赤になっていることを、毎日走っている僕は知っていた。そして、再び信号待ちで並ぶことになった。

 このままではラチがあかないので、勝負に出ることにした。この交差点から歩道を走ったのでは甲州街道の交差点では赤信号に捕まってしまう。車道を走るとギリギリ青の状態で通過することが出来るのだ。

 青に変わったので車道の左側を走る。オヤジは歩道を走っているのが左側に見えた。ところが交差点の手前は3車線とも渋滞していた。左側はあいていないので車の右側に出て渋滞の間を走って信号をクリアーした。

 交差点を抜けた時点で歩道に戻り、後ろを気にしながら走る。「これで付いてきていたらゾンビだぜ」などと考えながら走って、渋谷の手前で振り切れたのを確信した。戦いは終わった。


もうたくさんだ
UA / ランデブー

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手打ちうどんの会

 6月、7月と昼間から集まって飲み食いをしたクボタさんの家に再び集まった。今回の趣向はクボタさんが作る手打ちうどんを食すというものだ。トビウオの出汁からとった、うどんスープをリクエストされていたので取り寄せておいた。(http://www.masuda-udon.co.jp/

 12時にいつものように自由が丘駅で待ち合わせ。今回はいつものメンバーにホリコシさんという女の子が加わった。
 はじめにクボタさんが、最近買ったMTBで現れて、その後イノウエさんとホリコシさんが来たので、いつものスーパーに向かう。あとの2人は遅れて合流する。

 スーパーにて食材を物色。僕はいつの間にか、つまみ担当になっていたのでメインの手打ちうどんの前に食べる物を選ぶ。
 アボガドサラダは2回連続で作ったので、今回はナシにした。油揚げをあぶって醤油をかけるだけのつまみも、前回あぶっている最中に燃やしてしまったので作らない。
 今回は、削りたてをふるまいたくて鰹節削り器をしょってきた。買い物かごに入れたのは、豆腐2丁、クラッカー、レバーペースト、鶏ささみ、穴子の刻んだパック、谷中生姜、ウインナーなど。

 買い物を済ませてクボタ家に向かう。着いてすぐに、谷中生姜に味噌を添えた物を出してビールで乾杯。そのビールは、あらかじめ彼にお願いして、前日からクーラーボックスで氷水につけて冷やしておいてもらったエビスだ。最高の冷え具合!みんなで「うまい!」と声を出してしまった。

 そして、今回も「19XX SPECIAL 僕たちの懐かしのメロディ」を見はじめる。今回はDVDに落とした物を持ってきたのだが、最初の曲“WEARE THE WORLD”から盛り上がる。ツッコミどころもいつもと同じだ。マイケル・ジャクソンがまだ鼻だけしか整形していなかった時代。

 一杯飲んで落ち着いたところでつまみを作る。とはいっても手間はかけない。豆腐に切れ目を入れて皿に盛る。鰹節をその場で大量に削って乗せて、醤油をかけ回す。鰹節の味が濃厚でおいしい。
 鶏のささみに胡椒と塩をすり込んで、ダッチ・オーブンに乗せる。そのまま弱火で約10分。返してさらに数分。スライスして皿に盛り、醤油を少したらす。
 その間にクボタさんは生野菜サラダを作っていた。サラダを盛りつけてきたのは、なんと氷の器!あらかじめ作っていたらしい。
 クラッカーとレバーペーストを盛って一段落。その間にナイトウさんが合流、少し遅れてマルヤマさんも現れた。

 相変わらず「19XX〜」の映像。毎回よく飽きないものだ。“ハイ・ファイ・セット”の「冷たい雨」を繰り返し聴いた。ボーカルは奇麗な人だ。あまりに同じ物ばかりだとつまらないので早々に切り上げマルヤマさんが持ってきたDVDを出してもらう。

 彼は映像マニアックなので、過去2回は超希少映像を見せてもらった。今回は、「ルパン3世」や「ウルトラマン」などなじみの物で面白いところをピックアップしてくれていた。

 腹が空いてきたので、卵を溶いたのに穴子を投入してダッチ・オーブンの蓋をフライパン代わりにして焼く。味付けは、しつこく五島うどんのスープを使う。鍋を蓋代わりにして約10分。少しスが入ってしまったがふんわりした卵焼きが出来た。
 3枚にしてもらっていたサンマを刺身にした。皿に盛って醤油をかけ回して「漁師風」と勝手に命名。甘みがあって、思いのほか豊かな味。あっという間に無くなってしまった。みんなの食欲もすごい。

 そろそろメインかという話になって、クボタさんがこねておいたうどんを出してきた。それを小分けしてパスタマシンで伸ばす。平うち面の幅にカットして粉をまぶす。これを約10人前作る。ここまでの作業はクボタさんと女性たちで行った。

 僕はその間にもキャベツとウインナーの炒めもの(鰹節入り)をつくり、つまみ担当の役目をこなした。鰹節も1時間に1回は削っていたように思う。持っていって良かった。

 茹で上がったうどんをザルにあげて、それをあごスープでいただいた。ネギと鰹節を入れてたぐり込む。流石の美味しさ。3人前があっという間に無くなり、次を待つ。その間にもビール・ビール・ビール!
 結局は10人前を3回に分けて茹でたのがすべて無くなってしまった。久しぶりに満腹になった。

 デザートはマルヤマさんが抱えてきてくれたメロン。酔ったあとにはこの甘みと水分がとても心地よい。久しぶりに12時間飲み続け。空き缶の量も相当だった。
 遅くなったので、後片付けもせずに駅に向かう。みんなを見送って1時間半の行程をゆっくり走る。ここで怪我をしたらせっかくの楽しい休みも台無しだ。
 1時頃に帰宅。酔いと疲れで久々にぐっすりと眠った。


最高!
Aztec Camera / Everybody Is A Number One

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ジョニーVSオマワリ

 天候不順が続いたので久しぶりのバイク通勤だった。仕事を終えていつものルートを走っていると、前方から無灯火の自転車。ここまでは普通だったのだが乗っているのは桜田門、または親方日の丸、そして公務員であるオマワリさんだった。

 市民の手本となるべきオマワリさんがこれではマズいと思い、大声で「ライト点いてないよ!」と教えてあげた。というより叫んだ。
 ところが反応が今ひとつだった。止まって見送ってみたが点灯した気配もない。『あったまくるなー。オマワリがあれかよ』と思いながら走り出したが、納得がいかないので追いかけることにしてUターン。

 少し走ると追いついたのだが、前に回り込もうとする前に停車してじっとしている。オマワリさんの自転車はダイナモ発電なので、止まっている状態だと光らない。
 一旦追い越して戻ってオマワリさんの近くで待機。どうも、信号待ちをしているようで横断歩道の前に止まっている。信号が変わったが彼は動かない。どうするのだろうと思っていると、おもむろに方向転換をして来た方向に走り出した。(つまり、僕が帰る方向)行動が、いちいち怪しい。

 走り出したすぐあとに、彼が左足を前方に伸ばしてダイナモ発電機のレバーを下げたのを見た。ライトが点いたのを確認して、僕も安心して家路についたのだ。


やる気がなくなるぜ
Tuck & Patti / Getaway

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