最近の事故の話

 25日は休みだった。いつものようにゴロゴロしながら昼前に軽
食&ビール。再び布団の中に戻る。予定はあまりないので昼過ぎまで寝
る。すぐ眠くなるので読書も進まなかった。
 起きてシャワー。池袋のお店に届け物があったので、ついでに近くの
プロショップに自転車用ライトの修理品を預けに行く。コーヒーをいた
だいて立ち話。家のコーヒーが切れそうになっていたので要町のコー
ヒー豆屋さんに寄る。僕好みの豆の焼き加減を覚えてくれたので楽に
なった。

 池袋に寄って用事を済ませ、暗い中、目黒を目指して走り出した。
オートバイ並みの明るさをもつHIDライトは修理に出したばかり
なので、LEDライトを使っているが、心もとない明るさでスピー
ドが出せない。
 千駄ヶ谷で野獣ラーメンを食べて、原宿駅前を通り、山手通りに出
た。旧山手通りから駒沢通りを経て、再び山手通り。今、書いていても
変なルート説明だなと思うが、そうなるのだ。目黒通りとの交差点、大
鳥神社の隣当たりの「ギャラリー・コスモス」が目的地だった。
 一度も会った事のない、みっぴーさんの作品が展示されているという
事を知ったので、休みの日にでもサイクリングがてら、見に行ってみよ
うと思っていたのだ。
 大学時代は写真専攻だったにもかかわらず、全く関係のない仕事をし
ている現在でも、メッセンジャーバッグの中には常にカメラが入ってい
る。みっぴーさんの名前も教えてもらっていたので無事に見ることが出
来た。なんとなく、ほんわかした作風の、和みのある写真だった。作品
は、それほど大きくないプリントが多数展示されていた。好みの作風も
あったが、まるでファッション雑誌に使われていそうな、作者の個性が
感じられないようなものもあったりで、久しぶりに、写真作品を見るこ
とが出来て面白かった。

 帰りは中目黒の自転車屋さんに久々に顔を出した。オーナーのホズミ
さんと暫し立ち話。店の中にクロモリ(鉄ですな)のロードレーサーが
増えていたのがわかり、驚いた。最近流行りのグラマラスなレーシング
フレームはほとんど置いていない。
 チネリのスーパーコルサがほとんど全色。トマジーニのフレームも多
数あった。ラグ(継ぎ手)で組まれたフレームは本当に美しかった。マ
ウンテンゴートなどの貴重なフレームも置いてあり(都内ではここくら
いでしか見ることが出来ない)久しぶりに目の保養をした。

このまま何もなければ、充実した、良い休日だったのだが、そうはいか
なかった。

 松涛を過ぎて、以前渋谷に通っていた頃、毎日のように通ったルート
を久しぶりに走っていた。帰りは、進行方向に向かって右側の歩道を走
るほうが、合流が少なく快適に走れるので測道からの車に注意しながら
走っていた。ここの走り方は、十数年通ったので体に染み付いている。

 初台を過ぎて、清水橋交差点までの、下り坂が終わりそうなところに
車が停まっていた。車体全部が歩道に入れてあり、リアゲートも上がっ
ているのが見えたので、警戒して、いつもは走らない建物側を通った。
車をやり過ごしたと思った瞬間に、右から人が飛び出してきて、ブレー
キをかける間もなく出会い頭でぶつかってしまった。
 僕は転ぶこともなく、すぐに止まることが出来たので、バイクをガー
ドレールに立てかけて、声をかけた。相手は多分、20代と思われ
る男性で、痛そうな顔をしてゆっくりと起き上がったが、連れの男
(30代?)が「とんでもないことをしてくれたね」と言うのを聞
いて嫌な気分になった。「マンションの入り口があるから、人が飛び出
して来ることがあるくらいわかるでしょ」とも言う。

 今思い出してみても、あんな飛び出し方をされたら避けることは出来
ない。ゆっくり走っていても絶対無理だった。ただ、いかに相手が悪く
ても、交通法上は、向こうの方が「交通弱者」ということになってしま
う。怒りたいのはこっちのほうだが、なんとか冷静になろうと、厳しい
言葉遣いはしないように気をつけた。相手の体の方が心配だった。飛び
出してきたのが子供だったらと考えると、今でも恐ろしくなる。

 頭を打ってないかどうかを聞いたり、病院に行こうとすすめたりした
が、当人は大丈夫だの一点張りで行こうとしなかった。症状が遅れて出
ることもあるので、お互いの電話番号を交換して名刺を渡した。
 帰ろうと、自分のバイクをチェックしている時に、歩道に停まってい
た車はその2人が使っているものだとわかった。客観的に考えると、冷
たい言い方だが「自業自得」だとも思った。迷惑な車の停め方をして、
文字通り、飛び出して来たのだ。避けようがなかった。それも、何十分
の一秒というタイミングが合ってしまったのだ。

 あの当たった瞬間の感触は、本当に嫌なものだった。当分忘れられな
いだろうと思う。明るいライトが壊れていなければ、状況は違っていた
のかな、と1日に何度も考える。起きたことは仕方がないのだけ
ど。
 ゆっくりと、本当にゆっくりと帰宅。しばらく座っていて、久しぶり
に浴槽にお湯を入れて浸かった。

 せめて1日の終わりくらいは楽しいものにしようと、そると
ぴーなつへ。多分、終わりに近いだろうけど、団子丸さんがDJを
する「東京だんごナイト」に顔を出した。よむさん、よもあきさん、
Macさんのいつもの面々とポンチャックさんの顔を見てほっとする。
Macさんに事故の事を一通り聞いてもらったら、少し落ち着いた。

 「東京だんごナイト」は歌謡曲の特集で、懐かしい曲が目白押しだっ
た。もう少し早く来たかったなぁと後悔。最後のほうは、曲にあわせて
歌ったりして大満足だった。その勢いで、よむさん、よもあきさん、
Macさんでカラオケになだれ込んだ。江古田で唯一になったカラオケ
ボックスは、五月蝿くて、ガキばっかりの最低の店だった。きっかり
1時間で終了。よむさんの芸でおおいに笑った。ノンビリ過ごすつもり
が、終わってみれば濃い一日だった。

 そして昨日。雨が降る時にはマウンテンの方が快適(?)なのだが、
歩道を走る気になれずにロードレーサーで出勤。なかなか降り出さな
かったので、『ひょっとすると濡れずにかえれるかも』と思ったら、バ
イクのロックを外し始めた頃に降り出した。雨具を出して慎重に走る。
ロードレーサーはタイヤが細いのでスピードが出過ぎないように、時々
ブレーキを握って、ホイールの水滴を飛ばすようにして慎重に走る。濡
れてはいたが、そるとぴーなつに顔を出して、ジンリッキー。マスター
に事故のことを聞いて欲しかったが、人がいたのでやめにした。


一つの事が頭にこびりついているのは久しぶりだ
The Psychedelic Furs / The Ghost In You

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