修理三昧

・26日。長年使っている愛用品に不具合が出始めていた。愛用のロー
ドレーサーに付けていたシートピラー(サドルを支えている棒)。
半年ほど前にフトモモが当たるとサドルが横に回ってゆがんだ。原
因はヤグラ(サドルがついている部分)が圧入されている、ピラー
のパイプに亀裂が入っていて緩んでしまったということ。

 まずは亀裂がそれ以上のびないように、亀裂終端に2ミリの
丸穴を空けた。ヤグラの回転防止には、差し込み部分の外側から穴
を空けて、そこに細いビスをねじ込んで解決。
 ついでに部品をバラして磨きなおしたので、ぱっと見は新品のよ
うになった。もう15年近く使っているものなので安心して使えるよう
になったのが嬉しい。


・27日。修理とは少し違うが、ミシンを踏んでパンツを改造。今年の
冬はしっかりと寒く、さすがに7分丈パンツでは厳しくなって
きた。とはいえ、パンツの裾を裾止めで縛るスタイルは、なんとな
く垢抜けないような気がしていたので何とかならないかと考えていた。

 出した答えは、汚さないようにするよりも汚れが目立たないよう
にするというものだ。早起きして愛機ベランジェール(足踏みミシ
ン)をセット。パンツ右裾の内側に皮を当てて、チェーンの汚れが
つきそうな部分に合わせて山形にカット。ピンキング鋏を使ってギ
ザギザの切り口にした。

 ミシンで裾に縫いつける。皮は縫い直しがきかないし、しつけ糸
が打てないので慎重に作業。少し曲がったが、表からはわからない
レベルだ。
 早速それを履いて出勤した。自転車のチェーンリングに裾が当
たっている感覚はあるが布のように引っかかる感じはない。黒い皮
なのでチェーンのオイルがついてもわからないのだった。他のパン
ツも改造しようと思う。


・28日。これも15年ほど使っている、クラークスのワ
ラビーブーツを修理。ソールは5年ほど前に貼り替えてもらっ
ていたのだが、アッパー(足の甲部分)を縫いつけている糸が傷ん
でおり、何カ所かちぎれていた。メーカーの日本法人にEメー
ルで問い合わせをして、直接送ってもらってもいいという回答をも
らっていたのだが自分で修理することにした。
 東急ハンズで先端が丸い皮用の針と糸を購入。糸は太めのもの
で、どうせならと思い、メーカーで設定がない青色のものにした。

 休みの午後から作業を開始。まずは靴紐を外してステッチを慎重
に外した。糸の通し方を見ながら、青い糸で同じように縫いつけて
いく。外しながら縫う、を繰り返してなんとか片側を修理。ここま
で3時間超の時間がかかった。
 もう片方はコツがつかめてきたのか2時間半ほどで終了。久
しぶりに復活。安心して履けるようになった。ステッチ部分も黒糸
から青糸になったのだが、見た目に違和感はない。よく見ないとわ
からないくらいの差だ。
 残念なのは、バイク通勤をしているので登場の機会が少ないこと
だ。通勤時には、靴底に金具がついた専用のシューズを履いてい
る。楽しみは電車通勤のときまでおあづけ。


お気に入りは長く使いたい
Born Again / The Christians

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秩父サイクルトレインを楽しんできた

 朝6時。江古田のバー、そるとぴーなつのマスターと待ち合
わせをして池袋を目指す。夜明け前の曙光が美しい。朝日に向かっ
て走っている感覚だ。
 池袋警察と明治通りを結ぶ、通称「ビックリガード」をくぐった
ところが集合場所だ。数十人のサイクリストといろんな種類の自転
車が集まっていて、その数は増え続けている。
 受付をすませ、乗車までの時間を顔見知りと話しながら過ごす。
僕とマスターはボランティアスタッフということで参加させて(遊
ばせて)もらうことになっている。

 自転車専門誌「CYCLE SPORTS」からとられた“CYCLE
SPORTS号”という特別列車で、自転車をそのまま(畳まずに)電車
に乗せて秩父まで行き、秩父の観光サイクリングを楽しんで電車で
帰ってくるというイベント。西武鉄道としては初めての試みだとい
う。1000名以上の応募があったらしいが、幸運な200名
がこの列車に乗り込む。

 開会のイベントごとが終わり、いよいよ出発。発車したあとの車
内アナウンスも通常と違っていて面白い。いつもと勝手が違うの
か、詰まったりどもったり。車内でおにぎりとお茶で腹ごしらえを
しながら、久しぶりに会うシュージさんやコイチロと話し込む。
 飯能駅でトイレタイム(普通車両なのでトイレがついていない)
と方向転換。秩父へは逆方向に進むのだ。2時間ほどの乗車で
無事に秩父駅に到着。自転車を押して、駅前広場に集合した。

 開会式やら秩父市長の挨拶やらの決まり事が終わり、5つの
コースに分かれて順番にスタート。コース設定は地元の自転車屋さ
んや高田馬場の猿屋さんなどががんばってくれている。僕とマスターは
「MTBどきどきコース」だ。舗装路を走り、山の方へ。秩父
ハープ橋を渡ると、徐々に登りが厳しくなってくる。いろんなレベ
ルの人が走るので、頻繁に小休止をとりながら高度を稼いだ。

 展望台で(どのへんかわからない)ゆっくり休んだあと、ようや
く山に向かう。下り主体の山道を、間隔を空けながら走っていく。
久しぶりのオフロード。気持ちがいい!緊張感と、縦の動き。これ
は街乗りではなかなか味わえない。前方で転倒者がいたので止まっ
たら、マスターだった。谷側に落ちてしまったらしい。たいした怪
我はなかったようだがヘルメットのバイザーをどこかに飛ばして無
くしたようだ。

 山道を走り、舗装路で小休止。また山道、舗装路を繰り返しなが
ら、昼過ぎに食事を摂る民宿に入った。メインは猪鍋。山菜をアテ
にビールといきたかったが、そんなものは用意されていなかった。
まあ、飲酒運転は道路交通法違反だから仕方がない。御飯をおかわ
りして腹7分。

 食後はノンビリ走り、湧き水ポイントで休憩したり、SLを見ること
が出来たりでなかなか面白かった。舗装路のみのコースに変わって
しばらく走り、15時過ぎに秩父駅に戻ってきた。駅前もボランティア
スタッフが誘導してくれるので安全に戻ることが出来た。
 ビールで乾杯してしばし歓談。帰りの列車が出る16時ごろまではト
イレに行ったり、帰りの車中で楽しむためのビールやおつまみを調
達。どんどん戻ってくる他のコースの人たちを眺めていた。

 帰りの列車が入ってくる直前に、車両ごと順番に改札口へ誘導し
てもらう。現地スタッフ全員が改札前で見送ってくれた。みんなの
笑顔が嬉しい。
 ホームで列車が入ってくるのを待つ間に、別コースを走った
シュージさんたちと話し込んだ。列車が入ってきて乗り込むのだ
が、秩父駅のホームは7両までしか対応していないので、8
両編成の1両目に乗る僕たちは、2両目から入り1
両目まで移動した。こんな些細なことも特別な感じだ。

 走り始めたあとは、みんなとビールで乾杯して、飲みながら夕景
を眺めていた。飯能駅でのトイレタイムのあと池袋に向かう。走り
終えた疲れと軽い酔いがなかなか気持ちよかったのだが、僕らの車
両は暖房が故障していていささか寒い思いをした。

 池袋に到着したのは18時過ぎ。バイクにライトを取り付けて、マス
ターとともに江古田に向かって走った。体が冷えていたので家に
帰ってからお風呂で暖まった。
 自宅から池袋まではバイクで15分ほど。そこから電車で秩父まで移
動して遊び、また帰ってくる。200人もの人々が車を使って同
じ遊びをするよりは遙かに環境に優しいそうだ。こんなイベントを
定期的にやってもらえたらいいのに、と考えながら再びビールを飲
み始めた。


お腹いっぱい!
Peace Train / 5th Garden

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ロードの小技

僕がロードバイクに乗り始めたのは、約20年前。アルバイト先の社員の方が、僕の体に合ったサイズのフレームを用意してくれて、手持ちのパーツで組み付けてくれた。
当時、MTBから始まった自転車生活に、スピードが出るロードバイクが加わり幅が広がった。
雑誌もアルバイト先で読ませてもらい、メカニックにも興味を持つようになっていったのだが、経験者に教えてもらわないと知らないままで終わってしまうことも多い。

そのひとつ。たいした技ではないが機材が発達した現代でも有効なはずだ。ロードバイクは基本的に車道の左端を走る。そこにはゴミやガラスの細かい破片などが落ちていることも少なくない。ガラスを踏んだまま走り続けると、破片が中に入り込んでいってパンクすることがある。それを少なくする技だ。下の写真のように、グローブをはめた手のひらでタイヤ表面を押さえる。走りながらの作業だから注意が必要だ。


写真右の赤丸の部分を押さえるのは避けた方が良い。以前、タイヤとシートチューブ(縦パイプ)の間に手が挟まって車輪がロックしてしまい、怖い思いをしたことがある。右手で押さえていたから右に倒れたら、肩か鎖骨を痛めていたに違いない。当時はトゥークリップを使っていて、右足はストラップを絞めていたので足を出すことが出来なかったのだ。

車輪を押さえるためには、夏場でもグローブを使うことが必須だ。こんな細かいことは専門誌でもなかなか取り上げられることはない。また思いつくことがあれば書いてみたいと思う。
| BIKE | 11:51 | comments(5) | trackbacks(0) |

JKN24


一昨年の12月から始まった「ジョニーカタヤマナイト」がとうとう24回目を迎えることになりました。

最初は、iTunesでプレイリストを作り、それを流すだけで飲みに集中していたわけですが、ここ半年はDJソフトを導入(Thanks! dolphindesign)。一曲一曲を大切に、楽しみながら流しています。いまだ、ナンチャッテDJですけどね。

今回も、自分好みだけを厳選。「僕なり」に楽しめる自分のためのイベントですが、たまに大勢で集うのも楽しいもの。ぜひ遊びに来てください。
| LIFE | 13:34 | comments(0) | trackbacks(0) |

Tシャツ作りました


久しぶりのFabbrica Tが本日届きました。プリントは世田谷の超絶ハンドプリントファクトリー・ブレインズ
写真ではテカってますが、黒ボディに黒プリント。ブレインズ独自のエッジプリント(1mm位の厚みがあってエッジが出ている)を黒で入れています。
ボディの黒が色あせてくると、ロゴの見え方が変わってくるのを狙った、育てるTシャツです。


ボディは、最近気に入っている「GLIMMER」のヘヴィウェイトのもの。サイズは、ちびTからS/M/Lと揃っています。
いつも通り、江古田のバー、そるとぴーなつ(http://homepage3.nifty.com/salt-peanuts/index.html)に置いています。
| MONO | 09:35 | comments(5) | trackbacks(0) |

最近怖いことが多い

 最近、調子に乗っていて怖い思いをした。

 7日夜。隣のテナントにいた人の送別会で飲み。その日はロードレーサーで出勤していた。ロードレーサーはタイヤが細くて(約20ミリ幅)スピードが出る。しつこいようだが(この話、何度か書いている)、小振りの餃子2個分しか接地していないのだ。

 適当に飲んで、小滝橋通りを走る。深夜にもかかわらずクルマは多かった。小滝橋に向かって下っているときに、前のクルマが急ブレーキ。制動が間に合わなくてバンパーにぶつかってしまった。
 クルマのダメージをチェックすると、バンパーの一部が凹んでいた。連絡先を交換しようとしたが、持ち主は「社用車だからいいよ」と親切に言ってくれた。なおも連絡先を聞こうとしたが「いいよいいよ」と固辞され、逆に体のことを気遣ってもらった。

 事故の要因は、アルコールで反応が鈍っていたこと。下り坂でスピードが出ていたこと。クルマのブレーキランプが点きっぱなしだったので実際に制動したときに反応できなかったこと。マウンテンバイクに比べるとブレーキの利きが甘くて絶対的制動力が劣ること(このところマウンテンバイクにばかり乗っていてそれになれていたので感覚を忘れていた)。などが考えられるが、『自分が油断していた』の一言に尽きる。


 体へのダメージはなかったが、翌日車体をチェック。バンパーを凹ませた前輪は、ゆがみも全くなくて快調。となると、フレームに影響が出ていることは想像できた。
 果たして、深刻なことになっていた。前フォークが付いているあたりのフレームパイプにシワがはいっていた。パイプの上部は塗装が割れて剥がれている。このまま乗り続けることも出来るだろうが、フォークが曲がり、角度が変わっているのでハンドリングにも影響が出るはずだ。
 このフレームを造ってくれたヤナギサワさんに相談するしかなさそうだ。15年乗り続けてきた愛車が、一瞬の油断でダメになってしまう。悔やんでも悔やみきれない。


 そして本日。マウンテンバイクで出勤。目白通りの歩道・右側を走っていた。自宅から10分走って体がほぐれてきたあたり。左側にあるガードレールに座っていたおじさんが、いきなりダッシュして(カタパルトから発射されたよう)僕にぶつかってきた。幸い、車体には当たらなかったので彼に怪我はなかっただろうし、僕も転ばずにすんだ。1メートルちょっとの距離からタックルされたらよけられない。前々日の事故に続くアクシデントに恐怖を覚えてしまい、1日をおとなしく過ごそうと思ったのだ。


避けられない事故もあるんだ
Flying Cowboys / Rickie Lee Jones

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事故

昨日の夜、新宿からの帰り道にクルマに追突してしまった。相手のバンパーがチューブラータイヤでへこんでしまった。
幸い、相手がいい人で(「社用車だからかまわないよ」)と言ってくれ、逆に体を気遣われてしまった。連絡先を聞こうとしたが固辞されてわからずじまい。

事故を起こした要因としては、下り坂で前の車のブレーキランプが点き続けていたので油断してしまい、実際に停車したときに反応できなかった。マウンテンのディスクブレーキの効きに慣れてしまっていて、ロードの急制動がうまくできなかった、などが考えられ、いい反省材料になった。

前輪は振れていなかったので「フレームに来てるな」と思って確認したら、当たっていた。

写真でフォークが内側に入っているのがわかると思う。ハンドリングが変わってしまっているはずだ。


そして、衝突の応力は、ダウンチューブのヘッド寄りに現れる。ラグの近くにシワが入り上部は塗装にひびが入ってしまっている。
パイプを差し替えて治してもらえるものなのか、ヤナギサワさんに相談しようと思う。

人のことは言えないが、ロードで都内を走っている方々は、気をつけて走ってほしい。
| BIKE | 15:17 | comments(6) | trackbacks(0) |

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